二階の窓より裏庭を臨んだ図。
アーチの上の赤い薔薇が、開ききらぬうちに枯れる姿が
野生の林檎がなっているかのように見えます。
これは赤いピエール・ド・ロンサール。
小さな苗で昔買ったのだけれども、きっとまだ開発中だったのではないかしら。
いつも大きく膨らんだ蕾の状態で止まり、咲いたことがありません。
鋏が入れられないほど高い位置に伸びている様子は、
陽の光を たくさん浴びて、花開こうとしているのかも。
・・・なんと切ないことだろう。
それでも蕾をしっかりと囲む花びらの赤が、立派に庭のアクセントになってくれるので
切り倒されることも無く、何年も我が家にあるのです。