5/31/2011

セラフィンの健康診断


毎年4,5月は、セラフィンが金食い虫になる季節。
狂犬病の予防接種に始まり、ワクチン、フィラリア検査、
そして毎月のフィラリアの投薬、ノミ予防の薬・・・

今日は動物病院へ行って、
お財布が見事にスッカラカンになってしまった!

それにしてもセラフィン、1年前は9,5kgもあり、
ダイエットを宣告され今はほぼ理想体重の8,1kg。
調子に乗り、つい野菜の量を増やしすぎ
2ヶ月前は6,9kgまで体重が落ちたりして、
先生も、「この子は食べ物が直に体重に出る子やな!」
とオドロキの表情。
 パートナー曰く「月の満ち欠けみたい。」

これもひとえに、セラフィンの食事回数が
とても多いことに関係していると思いますが、
今更変えられへんしなぁ・・・。


そして、もう一つ驚くことに、
昨年498だった中性脂肪が、今年は42って・・・。
先生を囲んで、思わず皆で笑ってしまったくらいの衝撃でした。
もしや、スリムセラフィン誕生!?

じゃ~ん!
見た目には、いつも同じ感じなんだけど・・・。

帰宅してからセラフィンとベランダに出て、やっと雨上がり後の作業を。


 ジューンベリーは名前の通り、6月にいつも食べごろになる甘い実。
サマープディング食べたさに鳥と格闘していた時もありますが、
今は私も成長し、ジューンベリーは皆、鳥にあげることにしたので
ストレスも減りました(笑)。

ほれ、みんなお食べ!

 


いつも、一番花が終わるこの頃から、薔薇を挿し木するのですが、
上手く根付いた!と喜んでいると、なぜかいつのまにか無くなっていて、
狐につままれたような気分に。
ある時セラフィンが、折角根付いた挿し木を加えて
ベランダを走り回ってるのを発見!!

怒って追い回すと、なんとそれを急いで食べてしまった(唖然)。

鳥の仕業かと思っていましたが、
意外に犯人は近くにいました・・・。



今夜はこれから、楽しみにしていた行事があります♪
これを励みに、仕事を頑張っていたと言っても過言ではありません。
カメラを持って、いそいそと出かけてまいります。


5/30/2011

箱作り


昨日から、箱作り。
まずは、大好きだった薔薇のファブリックを使い
サイズ違いの楕円の箱を。


届いたばかりのフリンジを使いました。
すると、周囲が大きくなり、入れ子式は無理になってしまった・・・。
まあ、それもいいか!(と、勝手に納得)。




「郷愁」よりも響きのどこか軽い、「ノスタルジー」。
この箱を作りながら、ふと思い浮かんだ言葉でした。

胸がきゅっと締め付けられ、
喜びと、少しの痛みを伴う懐かしさ。

なんとなく、
古いクローゼットの奥から出てきた
色褪せた薔薇の布、という趣がしませんか?




そして、もう一つの箱は、オーダーをいただいてからもお言葉に甘え、
延ばし延ばしになっていたもの。

ご注文のベースの布を貼り終え、
これから飾りのご相談です。




一番、実物に近い色です。



 フリンジA
 
 フリンジB

5/29/2011

野菜のオーブン焼き



お茶の先生のIさんから、また新鮮野菜がたくさん届きました。
母の大好きな豆類に、葉物野菜、そして巨大な玉葱!

折角ですから、野菜の旨味をそのまま味わえる、
オーブンローストに。



 この玉葱、まるで長葱のような立派な葉もついていて、
それは煮ていただきましたが、やわらかく、美味しいこと・・・。

今夜の野菜のオーブンローストには、
じゃがいも、トウモロコシ、チキンに砂肝と、
冷蔵庫のものなんでも大抵オッケー。

上にのせるハーブは、ローズマリーやタイムで。

同じくいただいたそら豆とグリーンピースで
ポタージュも作りました。
これからオーブンで、50分ほど焼けば出来上がりです。

ワインとフランスパンで、週末のご馳走です!


さて、この画像ですが、昨夜娘に教えてもらったもの。
びっくりしました!!羽の内側をよく見て下さい。
可愛い~。
この鳥の名前を知っている方は、是非教えていただきたいです。

5/28/2011

Sainte Chapell


昨日は、祖母に会いに行った後、
サント・シャペルさんに出かけてきました。

美味しい焼き菓子と美しい薔薇を目当てに・・・。



 薔薇たちは、樹木のような立派な幹をしています。


このお店に来ると、いつも幸せな気持ちになり
もっと丁寧に毎日を送らねば・・・と思うのは、私だけかしら・・・(反省)。

店主ご夫婦の、静かで美しい所作。
見ていると、それが内面から湧き出てきていることがよく分かります。
そんな、オアシスのようなお店。



大切な方には、こちらのお菓子を贈ることにしています。
素朴で豊かな味わいは、15年変わることなく
いつ行っても安心できる場所。

我が家の娘のバースデーケーキも、毎年ここのものをお願いしています。
ありそうでちょっとない、素敵なお店、サント・シャペルさんでした!

5/27/2011

市松人形の着物


 市松人形の着物のことで、お問い合わせいただいていました。
遅くなりましたが、少し撮影したものを、ご覧下さい。
まず、1枚目の布は古い縮緬です。
普通のものより、やや広幅(39cm)でしたが、一着の着物をといてもらい
半身購入したもの。

ちょっと大柄ですが、工夫次第でこれくらいの柄でも
尺二サイズの着物を縫うことは出来ます。
むしろ、あまり細かい柄よりも、華やかで面白みは出ると思います。


二枚目も古い縮緬。幅36cm
これも女の子らしいよそゆきが出来ます。


三枚目は、一着そのまま求め、ほどいたものを裁断だけしてあります。
これは大きなサイズの人形用。

こういった留袖は古布では入手しやすいのですが、
柄の雰囲気や大きさ次第で、尺二サイズを縫うことも可能です。



こちらが、留袖で尺二サイズの着物を縫った例。
私の市松さん用の着物作りの先生が縫われ、
譲り受けた大切な着物。
今でも、これをお手本にして、縫っています。

黒地だと、大人っぽくなり過ぎると思われるかもしれませんが、
凛として、なかなかよいものでもあります。
帯の選び方によって可愛らしくすることも出来ますし、
日本人形には、黒が映えるもの。



この鮮やかな青の着物も、途中まで縫いかけてある状態ですが
人形の顔がパッと明るくなります。
同じく、古い縮緬。


これも、着物の先生から譲り受けたもの。
おとなしいシックな色ですが、こういうものこそ、八掛の赤が映えます。
袖の重ねの色もこぼれ、地味になることはありません。
袖には、襦袢と下着の2枚を重ねていますが、
鹿の子柄がのぞくと、また可愛らしいもの。

着物の裾には、どれも比翼を作りつけています。


 上の着物は共八掛(着物と同じ布で八掛を作ること)ですが、
生地がたっぷりある時は、共八掛がおすすめです。
上品な雰囲気になりますし、古い良い市松さんの着物には、
この方法が多くみられます。

下は、八掛用に求めた古い縮緬ですが、
もちろん、赤や着物に合わせた無地の縮緬を用いるのもかまいません。


例えばこの子は、緑の八掛にしました。


 一番下には、さらしで縫った肌着と
腰に巻く形の下着を着せます。



柄の大きさなど、ご参考下さい。
まずは、表になる着物地を探してくだされば
あとはこちらでご用意も出来ます。

可愛い市松さんが出来上がるよう、なんでもご相談下さいませ!


5/26/2011

長靴をはいた猫と


ふとつけたラジオから
思いがけず懐かしい曲が流れてきて、
何もかも忘れ
それを繰り返し聴いた時代に、タイムスリップすることがあります。

走馬灯のように浮かんでは消えていく思い出。



今この一瞬も、
いつかはそんなたまらない思い出になる。
だからこそ、美しいのでしょう。






あの頃に、好きだった「少年時代」という詩を
今日、久しぶりに読み返しました。



長靴をはいた猫と

ぼくとが

はじめて出会ったのは

書物の森のなかだった



長靴をはいた猫は

ぼくに煙草をおしえてくれた

ちょっといじわるで

いいやつだった



長靴をはいた猫と

わかれたのは

木の葉散る

秋という名のカフェ



その日

ぼくは

はじめて恋を知った



人生のはじまる前と

人生のはじまったあと

そのあいだのドアを

すばやく駆けぬけようとした

ぼくの

長靴をはいた猫は

いまどこにいるか?





寺山修司

5/25/2011

袋小路


ただいま人形作業は、ゴーチェの衣装作りにかかっているのですが、
昨日、ワンピースの上身頃がほぼ出来たところで
重大なことに気付いてしまいました。

「開き部分が無い・・・。」


 開きとは、着る時にホックやボタンで開閉する、服には無くてはならない部分。
それを忘れるとは、正に袋小路ではないか!
私も焼きが回ったものです(恥)。

それで、肩の部分をほどいて開きとしましたが
それでは、いかんせん頭の大きい人形は脱ぎ着しにくい。
結局、また大きくほどいてやり直すこととなりました(溜息)。

こんな時は、またベランダに出て、しばしぼ~っとするに限ります。



 ようやく咲き出した一重で小輪の薔薇・ヴァレリーナ
もう10年以上の鉢苗なので、
思い切って小さなアーチ仕立てにしようかと考えています。


撫子は、丈夫で良く咲いてくれます。
懐かしい雰囲気のする、優しい花。



写っていませんが、手前にテーブルがあります。
そこで、家族でよくお茶を飲んだりしますが、
今年はまだ・・・。


北向きですが、花もそれなりによく育つこのベランダは、
セラフィンのお気に入りの場所でもあります。

今朝は、カンパニュラの葉っぱをちぎって食べているところを見つかり、
箒で追いまくられたセラフィン。
はこべの葉っぱも好物です。

5/24/2011

新しい布



久しぶりに、新しい布が届きました。
海外のものは、色がイメージと違うことが多いので、
まずはどれも少しずつだけのオーダーですが・・・。






こちらのメーカーのファブリックは、いつも面白くて好きです。
ちょっと分かりにくいのですが、たくさんの箱が積み重ねられた柄。

想像していたよりも大柄でしたが
その一つ一つの箱の模様が違って、見ているだけで楽しい。

こちらは、その色違い。



最近は、日本のプリント地も、海外に倣い素敵なものが多くなりましたが、
どれも大抵はパッチワーク用で薄手なのが残念。

向こうの人たちは、壁紙なんかも自分で貼ってしまうのですが、
こちらではカーテンを縫う人も少ないので、需要が無いのでしょうね。

国産でインテリア用のしっかりとしたファブリックが
もっと増えるといいのですが・・・。



さて、この布は、折角の大柄を活かしたものを作る予定。

どんな風に変化してくれるか楽しみです。

5/23/2011

Rose pattern

 雨の一日・・・
せっかくの5月の花びらを散らし、しとしと降り続けます。

でも家の中にも、薔薇は咲いているもの。
思いついて探してみると、ものの数分で たくさん見つかりました!


乙女色のティーコぜーにはじまり・・・


 見慣れたピアノ室の壁紙もそう。


壁紙といえば、実はこれ、トイレの壁紙も薔薇!



 池を臨む窓のカーテンも・・・


コンポートの台や、

 おや、ソファーの柄までそうだった!



そして、母の昔刺した、額縁の中の薔薇。



まだまだ見つかりそうな、確かな予感を残して
ひとまず今日はこれでおしまい。

雨の日の、薔薇探しのひとときでした。