11/30/2011

春の準備



今日は 午前中は仕事に精を出し、
午後はずっと庭仕事。

チューリップの球根もまだ植えていなかったし、
ヴィオラやカンパニュラ、ルピナス、デルフィニューム・・・
春を彩る花たちの苗を、土をショベルで掘り返し、ひたすら作業!

9年前、引越して来た時は、裏庭は一面笹がはびこっていました。
ご近所からは、「植えても、雑草との戦いですよ!」と言われながら
なんとなく庭のようになり、この家に無くてはならない空間となりました。
(庭の記録は、こちらへ。)

ちょうど3時間しゃがんでいたので、
明日は母も私も、腰痛なのは間違いなさそう(涙)。


そして、ご注文いただいていた人形の着物、
後は比翼を付け、肌着と腰巻を縫うのみとなりました。


 「わぁ~い!」と、晴れ着に喜んでいますが、
あなたのじゃないのよ、と言いにくい・・・。



 お正月の晴れ着を縫ってもらったかのように、喜んでいます。
自由人形さんに、似合いますように・・・。


11/29/2011

スノーウィ



 ブリュの横に写っているのは
数年前にセラフィンを見ながら作った、羊毛フェルトのテリアです。

セラフィンは、ワイヤーフォックステリアという犬種。
両親は英国生まれの英国育ち、生粋のショードッグで
途中、繁殖のため、日本に渡ってきたのですが、
その両親のもと京都に生まれたセラフィンは、我が家で平凡な番犬?として、
ごはんの時間だけが楽しみの毎日を送っています(恥)。
あまり、躾もされていません(恥)。

 このワイヤーフォックステリアという犬種、
ポピュラーではないので、滅多に出会うことは無いのですが、
12月から公開の映画「タンタン」に登場するスノーウィが
まさしくこのワイヤー!



 もともとベルギーの漫画ですが、日本にも以前より絵本として馴染みがありました。
なんと、かのバルテュスも、タンタンのファンだったのです!
(だから、セラフィンを飼ったわけではないのですが・・・。 )


 ↓我が家のスノーウィことセラフィン

 来月、タンタンを映画館に観にいく事が、今一番の楽しみです。

今日は娘が三田で発表会だったので、パートナーと出かけるのを駅まで送り、
帰りに花の苗を買って帰宅。

日中は、人形の着物の襟付けをやっていました・・・
もうすぐ完成します!


「人形に似合うよ。」と、パートナーが貸してくれたプーランクのCD、
これをずっと聴きながら作業していました。
プーランクというと、娘が小学4年の時、
コンクールの為に練習していた時の印象が強くて
「難しい音楽」と思っていましたが、
そのイメージは見事に払拭!

ジャケットは、少年達が雪合戦している古い写真。
なんとなく、「恐るべき子供たち」の冒頭シーンを思わせますが、
流れる音楽は、また違う美しさを感じます・・・。

11/28/2011

京都あれこれ

今日は、いろいろ所用があり、京都へ。

まずはいつもの酒屋さんに寄った後、三条烏丸辺りに車を止め、
腹ごしらえに、イノダ珈琲本店でランチを。



秋の京都ということで、観光客でいっぱい!
庭の見える方は満員だったので
離れのような洋館でいただきました。

いつも思うのですが、イノダの食べ物は、
お世辞にも美味しいとは思えません。

有名なアラビアの真珠も、好みの味ではないし、
最初からミルクの入ってくるミルクティーも、また同じく・・・。

なのに、こうやって席に座っている不思議!?
やはり、この建物の力なのでしょうね。


私のミートローフも、母のソーセージも塩辛かった!



その後は、ギャラリー遊形に寄り、
ミール・ミイでクリスマスの利き蜂蜜用の蜂蜜を求め、
仲良くさせていただいている人形作家さんのK子さんが
お教室の作品展をされているホテル・モントレへ。・・・。

K子さんはもとは、粘土の人形を作られていた方で、
その作品はお写真で拝見したことはあったのですが、
リプロのアンティークビスクドールは初めて見せていただきました。

K子さんらしい、とてもセンスのいいお人形ばかりで、
愛情込められて作られたのが伝わり、
「あぁ、やっぱり人形っていいなぁ・・・」と実感!

「実際に見てもらった方がいいと思って・・・」と、
そこに飾られていた、ジュモーとブリュの靴をオーダーして下さいました。
時間を見つけて、お作りいたしますね。
 珈琲、ご馳走様でした!

私はほとんど家で一人、人形制作をしているので、
たまに他の方の作られたものを見せていただけると、
とても参考になり、気分もリフレッシュします。


京都の紅葉は、もう終盤でしょうか。
道路には、観光バスが犇めき合っていましたが、
私は今日が見納めだったかな・・・。



11/26/2011

クリスマスカード


母の引き出しより出てきた、
過去のクリスマス会の招待状。

 それを見て、
やっと、今年の招待状を作りました・・・。

毎年暮れにクリスマス会をするようになり、もう十数年経ちます。

大人数ゆえ、なかなか皆さんの都合が合わずに
メンバーは多少入れ替わりますが、
それもまた、味なのかもしれませんね。

娘のお友達も、今や皆、成人!
今年のクリスマス会では、娘一人未成年(2月生まれ)で、
皆、ワイングラス片手の 大人の会になりそうです。





今年のカードは、ウィリアム・モリスのデザイン。

苺泥棒にしようかと思いましたが、
私情を挟むのはやめました(恥)。



ちょうど、東京文化会館の50周年の記念切手が
郵便局より販売されていました。

これを貼って、明日には発送しなければ!

日々、時間に追われ、メールのお返事さえ満足に出来ていません。
どうぞ、少しお待ちいただけますように・・・。



11/25/2011

人形の着物と姉様人形展




ここのところ、思わぬ用事が出来たりで、バタバタしていました。
今日はゆっくり仕事・・・と思いきや、また少し外出して、
今やっと、オーダーいただいている着物を縫っています。

古布で着物を縫う時、一番大変なのは裁断です。
昔の布は薄く柔らかいので、印し付けでも布が動きますし、
鋏を入れて真っ直ぐ切るのは、更に難しい。
一度裁断してから、改めてまた微調整の鋏さばきが必要です。



 袖には、重ねの襦袢と下着が入りますから、3組の袖を縫うことになります。
古布には新しい布はしっくりきません。
裾のふきに入れる綿でさえ、古い布団綿を使っています。



 

 まだ、前裾の模様はどこをとるか、決めていません。
袖を仕上げてから、様子を見てみるつもりにしています。
ちょっと、市松さんにあてて見ました。
「いつも渋いの着せられてたけど、こんなの着たかったのよ~」
という感じですね(笑)。
若返りました。





 着物の話題の後は、昨日の続き、
芦屋の「谷崎潤一郎記念館」での、亘正幸氏の姉様人形展です。


昨日はカメラを持たずに出たので、携帯であまり良い画像ではありませんが・・・



これも、谷崎文学と照らし合わせ、製作された作品が一同に並び、
圧巻でした!

細かいところの作業の細やかさに、いつも自分が恥ずかしくなります(恥)。
とても博学でいらっしゃるので、
お細工物と日本の伝統柄のことなど、
ご親切に教えて下さいますよ。

いつも思うのですが、祖母に見せてあげたら、とても喜ぶだろうなぁ・・・
写真でお土産に持って行こうと思います。




亘正幸 「和布のお細工もの」展

           会期 2011年11月16日(水)~12月25日(日)

11/24/2011

神戸へ

 今日は朝から、二つの展覧会を見るために、神戸へ。

渋滞で2時間もかかり到着した後、
タベルナ・エレナというお店で昼食をとりました。

ここは、先月の展覧会中に来て下さった地元の方が、
「お昼のお弁当を頼めるから、会期中是非!」と
教えて下さったお店。
会期中は忙しくて無理だったのですが、
一ヶ月後にやっとお邪魔してきました。



  1500円のランチでしたが、
お店の方の気配りが、いろんな瞬間で嬉しいお店でした。

例えば、違う味を楽しもうと、母とパスタを2種類注文したのですが、
取り皿で分け合うのではなく、
出来立てを順番にハーフサイズでそれぞれに持ってきて下さいました。

一皿目にあっさりとした方、二皿目に味の濃い方、
しかもちょうど食べ終えた頃にいつも、出来立てを運んで下さり、
その心遣いにプロ意識を感じます・・・。


 

 娘にお土産のお弁当をお願いしたのですが、
お腹がいっぱいで、残してしまったペンネをなんと別に包んで下さったり・・・
残してしまった罪悪感が、「え?持って帰れるんだ!」と、
とても有り難い気持ちになりました。



お腹が満腹になったところで、先月お世話になったギャラリー北野坂さんでの
松野真理さんの個展へ。
(真理さんとは、不思議ないきさつがあります。)



松野真理さんの作品は、ほとんどが裸婦です。

シンプルな線の背景に、プロヴァンスやアフリカの布を貼って、
独特の世界を作られているのですが、そのバランスが絶妙で、
今日はじっくり見せていただきました。

陶板の作品などは、
やり直しが効かないがゆえの潔さが、線に表れているように思えます。
だけど、それだけでなく、
女性の美しさや優しさも篭められているような・・・


お会いするのを楽しみにしていましたが、
お忙しい中、ゆっくりお喋りさせていただくことも出来ました。
真理さんは、やっぱりチャーミングな方だなぁ、と つくづく感じ、
良い時間を過ごさせていただけたことに感謝です。


そして、次は一路、芦屋へ!
谷崎潤一郎記念館で催されている、亘正幸氏のお細工展です。

こちらは、明日!




11/23/2011

クッキーと紅茶



「クッキーと紅茶」という歌があります。
そう、クッキーといえば、紅茶なのです。

では、珈琲といえば、なんだろう・・・?

近所のお店では、珈琲を注文すると、
モカ色のシックなマカロンを 一つ添えてくれるのですが、
その甘さと、ほろりとした儚さは
苦めの珈琲によく合います。

そう、「珈琲とマカロン」!

そして、我が家でクッキーといえば、サントシャペルさんのクッキー
自然派の焼き菓子の小さなお店。

レジの横にずらりと並ぶ大きなビンには、
1枚単位で、さまざまなクッキーが並びます。
なので、その日の気分で、
いろんな味を少量ずつ楽しむことが可能!

11月にも、お誕生日のささやかな贈り物に差し上げました。
私はそれを勝手に、幸せの味と思っているのです。


画像は、先日サントシャペルさんでいただいたシナモン珈琲。
サービスチケット持参だったので、肌理の細かいシフォンケーキは無料!

珈琲とシナモンは、なかなかよく合い、素敵な味でした。
家庭のティータイムにも、真似出来ますね。





11/22/2011

七五三


 先日の演奏会の日、七五三の親子をみかけました。

あぁ、そうだなぁ・・・11月の日曜日だものなぁ。
懐かしくなり、娘の昔の写真を引っ張り出してみました。

3歳の時、着物を見に行きましたが、
娘は当時も今も、女の子らしい赤や桃色という雰囲気ではありませんでした。

そこで、大B反市なるものに出かけ、これなら子供でも大丈夫!という
若草色の小紋の反物を見つけ、
3歳は被布を着て、5歳では作り帯を締めて・・・と着せました。

上の画像は5歳の時。

 そして、下は3歳の時の記念写真。
17年前の、娘と我が母です。

私と娘はカトリックですので、
教会でお祝いをしていただきました。



写真では分かりませんが、母が苦心して刺した半襟をつけています。


実は昔、
娘が何も言わないのをいい事に、私と母は
グレイ、黒、ベージュ、ブルー、水色しか数年間、
幼い娘に着せなかったのですが
(実際、とてもよく似合っていたのです!)、
その後、反動からか、強烈な自我が芽生え、
この色とこの色を合わせるか!?
というような服ばかり着たがるようになり・・・


19歳となった今は、非常に落ち着いてくれて、安心していますが
親のエゴもイカンなぁ~と勉強した一件でした。

11/21/2011

お嫁入り先より・・・


ただいま、お着物のオーダーをいただいていますが、
顔映りを見ながら柄取りするのに、
なかなかちょうど良いサイズの市松さんがいない・・・。

そうだ、あの子!と、思い浮かんだのが、
このオリジナルの女の子。
身長も胴回りも、全てピッタリ!
しばらくは、この子にモデルを頼み、作業して行きます。



そして、嬉しい画像をいただきました。

一枚目は、以前にぺティート・ブリュを迎えていただいた harumiさん。
神戸でこの子の前に立たれたharumiさんの表情は、忘れられません・・・。
この子を作って、本当に良かったと思えた瞬間でした。

数ヵ月後に、思いがけない再会を果たした二人?
ちょっと先輩顔のぺティートが、可笑しいですね!


harumiさんの素敵なチャイナの作品はこちら


 そして、砂糖菓子のようなブリュがご縁で出会えたkumikoさんからは
お母様が迎えて下さったジュモーの画像です。

お玄関に置いて下さっていて、お母様からは
「この子がいるから、寂しくないのよ!」と、私も幸せになるお言葉。



ジュモーの名前は凛ちゃん。
今年、迎えていただた中で、凛ちゃんの名前は二人目!

人形には、どの子にも愛らしさの陰に、どこか凛としたところがあります。
よく似合う名前なのかもしれませんね。
亡くなられたお父様の好きだったお名前だそうです・・・。

kumikoさんのブログはこちらです。

11/20/2011

秋色のパレット


のどかな晩秋の今日。

ベランダのジューンベリーが、秋色のパレットを広げたように
目に跳び込んできた、朝。




裏の池では、鴨がシンクロナイズドスイミングのように、
一列になったり、Vの形になったり、
無意識な動作なのか、そうでないのか・・・?

まるで、寒さが到来するまでのこの季節を
愉しむがごとく、のんびりと泳いでいます。
水面下では、ユーモラスに忙しく、脚を動かしているのでしょう。

ところで、中国では銀杏のことを、「鴨脚(ヤアチャオ)」と呼ぶそうですよ。
確かに形が似ているけど・・・やはりあの魔法のような幻想的な佇まいは
銀杏と呼びたい気がします。

今日はこれから演奏会へ。
都会の風景の中の銀杏も、美しいですね。
道中、そんな秋のハーモニーを楽しみに・・・。


11/19/2011

幼い子



 雨の土曜日。

久しぶりに人形の着物を縫うので、
サイズを確認するために、一階より一人連れて来ました。

久しぶりの出番で、嬉しそうな顔をしていますこの子は、
幼い男の子。

梅の柄の着物に、松の柄のちゃんちゃんこ。
あと、どこかに竹の柄のものを加えればよかったのですが・・・



 

 この子には、足袋より裸足が似合います。
焦げ茶色の襦袢に、玩具尽くしの下着。


やんちゃというより、女の子のように静かに遊ぶ・・・という雰囲気。

そして、この子が大きくなった図がこちら?


折角の休日、明日は雨が上がるといいなぁ。


11/18/2011

徒然



昨日、神戸展で行き先の決まった人形の中の
最後の2体を送り出しました。

ホッとしながらも、人形置き場と化しているピアノ室が
閑散としています・・・。

お待ち頂いていたオーダーをこなしながら、
今かかっているブリュ、ミレットのブリュ、ジュモー各種類・・・
と作る予定でいます。

こんな毎日なので、常に運動不足。
家にいて出来る運動は、今までDVDを見ながら結構やりました!

でもだんだんと、無理なく健康的なもの=ウォーキングと落ち着き、
朝は母と30分ほどですが、近くの川沿いのコースを歩いています。 

我が家の近くに外大があるので、
留学生などは皆、綺麗な髪をなびかせ、軽装で走っていますし、
私たちのようにウォーキングしている中高年も多く、
季節の移ろいを感じながら、楽しく歩く毎日。

もうすぐ、吐く息も白くなることでしょう。





娘は明日、学祭ということで
今朝早くに準備のため、出かけました。

フライドポテトを作って販売するそうですが、
雨の予報・・・小雨でありますように!


11/17/2011

古布



古布の縮緬は、肌触りも柔らかく、針の通りも良く・・・

現代の布なら、ともすれば安っぽくなってしまうかもしれない色合いも、
昔の染めであると、時代を経た風合いも手伝い、
言葉で言い表せない良さを持ちます。
これが、大量生産ではない、手仕事の力でしょうか?


何年か前、古い金紗縮緬の布を使い、麻の葉工房で網代編みの桐箱を作りました。
薄い桃色に、鶴と菊の柄。

今日この布を出してみたのは、
今回人形の着物のご注文でお送り下さった布と似ていたからなのですが、
人間の記憶とは曖昧なもので、こうやって並べてみると、色の濃さが少し違いますねぇ。


鳥の種類も違った!お送りいただいたものは鳳凰でした。

けれど、お持ちの自由人形さんにはぴったりの、
幼くて、ちょっとおきゃんな感じのものが出来そうです!


そして、網代編みの箱の中身はというと・・・
やっぱり古布のはぎれが入っていたりします。

増え続ける材料の置き場所作りは大変で、
なかなか優雅に桐箱も使えません(涙)。

11/16/2011

衣装作りと、姉様人形展のお知らせ


 先日のブリュですが、ワンピースを縫っています。

神戸展でも、人形をお作りの方が多くみえました。
お話させていただいて、
皆さんが毎回おっしゃり、苦労されているのは衣装のこと。

でも、やっと出来上がった人形に着せるのだから、
楽しい気持ちでお作りになっていただきたいなぁ、と思います。
「私だったら、こんなのが着たいなぁ・・・」と、ご自分の感じられるままに!

案外、そんなに難しいことでは無いように思います。

 

 だんだん、形が見えてきたら、こっちのものです!

どんな帽子を被せよう?
ワンピースを縫いながら、頭の中で幾通りものスタイルを
思い浮かべつつ・・・。



そして、姉様人形展のお知らせを。

芦屋の谷崎潤一郎記念館にて、人生のお師匠さまである
亘正幸氏が、長期展示されます。

亘正幸 「和布のお細工もの」展

会期 2011年11月16日(水)~12月25日(日)


 時代を経た和布の魅力を存分に引き出したお細工ものを展示します。
谷崎潤一郎の「細雪」にちなんで、縮緬の姉様人形の新作もご覧下さい。



作品もさることながら、先生もとても素敵な方ですので、
是非ご興味お有りになる方は芦屋まで足をお運び下さい。

火・金曜日に在廊されています!

11/15/2011

祖母の骨折



私の祖母は95歳。
今までに2度、転倒による大腿骨骨折を経験していますが、
今日また転倒してしまった!

祖母が入居している介護施設より、朝一番に電話があり、
病院にすぐ連れて行っていただきましたが、
既に両大腿骨にはボルトが入っているので大丈夫でしたが、
恥骨骨折とのこと。

これは、痛み止めを服用しながら
安静にして治すしかないそうなのですが、
入院させずに、施設の方が負担になることを承知で 連れ帰って下さり、
ホッと安堵しました。

前回骨折した際、場所が変わったことで祖母が少しパニックになり、
家族としては病院に泊り込もうかと考えたり、
心配なことが多かったので・・・。

いつも祖母のことを一番に考えて下さることが
心から有り難かったのです。

夕方には、祖母も普段と変わらぬ様子でいましたから
安心して帰宅・・・のはずが・・・

帰り道、すぐそばの踏み切りに特急が立ち往生!
人身事故!?
なんとかUターンして、踏み切りを通らない他の道を探しながら帰りましたが、
すぐに道は混みだし、ちょっと大変でした。
写真は、3年前の祖母。
レース編みが得意で 色の白い、優しいおばあちゃんです。


11/14/2011

秋色のブリュ



 このところ、作業の合間に
来年のクラフトアート人形に掲載いただく、人形の撮影をしていました。

今回は、この栗鼠を思わせるブリュを。
そう言われればドレスのシルクベルベットも、なんだか栗鼠の毛皮のようで、
秋の森からひょっこり現れそうです。

「この子の前に立った時、鳥肌が立ち、何か惹き込まれるような感覚がありました。」
そうおっしゃって下さった、Hさま。
私の写真撮りのために、この子をしばらく待って下さいましたが、
ちょうどお誕生日にお送り出来そうです!




斜め後方から見ても、バッスルスタイルが愛らしい子です。

画像はいろいろ撮ってみましたが、
どれを選ぶかは、締め切りギリギリに決めようと思います。
それまでまだ、やることが・・・!





裏庭も菊が咲き、少し賑やかです。 

柿の木も、今年は実をたくさん実らせ、
これは毎日サラダにして、食卓にのぼります。

11/13/2011

新しい人形と、来年のカレンダー



 展覧会後2週間が経ち、その間に窯焼きもしていました。
今回、35cmの人形がほとんど出てしまったので、同じサイズと
もう一回り小さい25cmのミレットのブリュをまず・・・

昨夜、焼き上がったものに眼を入れ、
今日はウィッグを作り、衣装の布合わせ。

珍しくブルーの眼を入れたこの子は、ショートヘアだけれども
衣装はちょっと女の子らしいデザインにして、
可愛らしさを引き立てようと思っています。



ここ何年か愛用しているカレンダー、
来年のものが出ていました。

これは、サイズも小さくてかけやすく
もちろん、有元利夫の絵も好きなので、
1年が終わっても捨てることはありません。

紙質もいいので、
切り抜いてシンプルな額縁に入れ、並べて飾ってもいいかも!

こんなことを思いつくと、ただ嬉しくなりますね。


これは 8月の絵、「星の運行」。

 頁をめくると、「遠い空」、「訪問者」、「音楽の愉しみ」と続き、
最後は「午後の部屋」という作品で締めくくり。
タイトルを続けて読んでいくだけでも、なんだか物語のようです。

今から、来年が楽しみになったりして・・・


11/12/2011

川西へ


 今日は週末ですが、
今回の神戸展でお世話になったOさまとHEYAさまにお会いするため
一路、川西へ。

早起きして出発したのですが、高速が入り口すぐより渋滞!
高速よりも、側道の方がすいすい走っているのを恨めしげに見ながら、
いつもの倍の時間がかかって、Oさまのお宅にまずは到着。

お茶をいただいて、しばし歓談。
Oさまは、古くから母の刺繍の佳き理解者であり、応援して下さる大切な方。
そして、Oさまよりご紹介いただいたHEYAさまと、
神戸展ではたくさんの方にお声がけして下さったのです。
その後、ご一緒にHEYAさまの秋展へ出発!



「くらしのぎゃらりーHEYA」さまに到着してすぐ、深く吸い込む空気!

こちらは、草木の深い山の中に立地していますから、
その取り巻く風景には、いつも感動せずにはいられません・・・
せせらぐ川も流れていて、ギャラリーの中からも臨むことが出来ます。

この素敵な空間で、しばし楽しい時間を過ごさせていただきました。
お別れのとき、
「なっちゃん、瓦、使わない?」

なんと、息子さんが瓦のお仕事ということで、
山野草などを置くといいわよ、と選ばせていただきました。

左のお花の模様のものが、
例えば小さなビオラなんかを植えてもしっくりきそう!と、
厚かましくも、ちゃっかりいただきました。

植えるのが、ちょっと楽しみです!



OさまとHEYAさまの仲睦まじいお姿に、
母とこちらもニコニコ顔になれた秋の日でした。


佳き人たちの輪が、広がっています・・・。

画像は、雑木林を散策する母。