4/30/2011

春の花束



庭のチューリップも、そろそろ終わりかけ。
部屋の中で楽しむことにして、裏庭で摘むあいだにも、
はらはらと散る花びらたち。

どれも、意匠をこらしたドレスのように、
羽のように毛羽立つものもあれば、
うっすらとアクセントの色で縁取るものもあり・・・。




昨年は、ブリューゲルの絵のようだ!なんて思いましたが、今年はどうでしょう?
もう少し優しいイメージです。
白のチューリップを多めに植えたからかもしれませんね。
全て庭からの贈り物です。



せっかくのゴールデンウィーク、
我が家の若者は、お洒落して外出です。

「ママの作ってくれたスカート、待ち針が2本出てきたよ~。」と言われ、
「エッ・・・ゴメン!」と焦る朝でした(恥)。

高校時代の、弦楽器とピアノ専攻のお友達との約束。
なんでも、¥500で食べ放題のお店と植物園に行くそうで・・・。

誕生日に縫い、今日デビューのスカート
ちょっと待って~!と、お出かけ直前に玄関でパチリ。

おすましの娘。






4/29/2011

オーダーの衣装作り その③


 

 オーダーのドレス、ほぼ完成しました。

和室に置かれるそうなので、というわけではありませんが、
縫いとめたレースが、なんだか落雁を連想します(笑)。

そして 昨夜からは、ドレスに合わせた革靴作り。
オリーブの革を選び、むっちりとした可愛らしい足にぴったり合わせて
こちらも出来上がり。

あとは、下着だけ!


 

ここにはありませんが、
 ネックラインにも、別付けでレースをあしらいます。



 さて、今日からゴールデンウィークが始まりました。
人混みが苦手なので、家にこもり、仕事とたまった片付けを!
模様替えもずっとしたかったので、贅沢に時間を使い?掃除する予定です。

ちなみに今日は、本棚の整理。
なるべく増やさないように・・・と気を付けていても、増えていく本達。
定期的に処分しますが、今回も紙袋3つ分手放すことに。
誰かが読んでくれそうな本は、リサイクル、
後は町内会の廃品回収へ分けました。

 本を手にとっていると、「あっ、また読み直したい!」と思う本も多く、
ついつい枕元に山積みに・・・
思えばさっき、もともと山積みにしていた本を片付けたとこなのに、
また新たな山が!!
そして、時々寝ているときに、雪崩を起こすのです・・・。

危ないと知りつつも・・・止められません。

4/28/2011

アンティークス・ミルクシッスル

 

今日は、京都へ用事で出かけた後、先日のリベンジ!
下鴨神社前の「アンティークス・ミルクシッスル」さんへ。

 先日作ったティーコゼーがご縁となったお店、
扉を開けるなり、溜息の世界が広がっていました・・・。





 


 

オーナーさんは、初めてお会いいたしましたが、
お話してみると、 以前に展覧会にお越し下さっていました。
なのでか、 自己紹介が終わる前に、
すぐに私のことがお分かりになったそうです。

 

 どのアンティークも、ご親切に説明下さりました。
こちらのブルー&ホワイトのお皿、
本にも載っています!(右ページ下のお皿)


 

くつろぐ母。


葡萄の飾りのアメジストのボトルは、
まさにこれが好みにドンピシャのお友達を思い出しました。


 あざみの模様のグラスたち。
ここで気が付く!
そういえば、 milk thistle お店の名前ですね!



たくさんレースも見せていただきました。
どれも素晴らしいものばかり。







 お茶のお道具も、どれをとっても素敵なものばかり・・・。
人の目の行き届かないような場所にも
美しいものの溢れる、素晴らしいお店でした。
オーナーさんとのお話に花が咲き、
気が付けば3時間も経っていました!
また良いご縁が広がったようで、嬉しい一日。

京都の帰りに、必ず寄りたい大切なお店です。


4/27/2011

クロワッサンバッグ


先日、神戸のソレイヤードの生地屋さんで、たまたま見つけた
クロワッサン型のかごバッグ。
お店でレッスンを受け、作ることが出来るそうだけど、
忙しくて出かける時間がない・・・。

お店にメールして、
材料と作り方のコピーを分けていただけないか聞いてみたところ、
次の日には早速、ネットのメニューに加えて下さいました。


表のキルト地、バイヤステープ、裏布・・・
どれも散々迷って決め、送っていただき、昨夜やっと製作。

透明の糸を使用して、かごに縫い付けていくのは
結構難儀いたしました(汗)。
よって、そこは綺麗に出来ていませんが、
見た目には問題なさそうだわ、うん大丈夫。
ここが、私がO型と言われる所以で、実はA型。





 「ここは、ハイジの気分で花を摘んで・・・」って、
ベランダの花を切って挿してみたりして・・・(笑)。

あっ、おばあさんに手作りジャムを届ける時にもいいかも・・・と、
有り得ない妄想は膨らむばかり(恥)。

もちろん、これ持って電車にも乗りますわよっ!



ふたはマグネット、裏布もポケットもソレイヤードです。
やや現実的なところでは
おにぎりやサンドウィッチをしのばせて、外の風に吹かれながら
出先でパクつきたい・・・
齢(よわい)41、そんな気分のバッグです。

4/26/2011

ライラック、ひと枝


確か9年前、この家に来た時に小さな苗木で買ったライラック、
今や見上げるほどに成長しました。

例年なら、強い香りを放つ房花をたくさんつける頃ですが、
今年は、たったふた枝しか咲きませんでした。
調べてみると、昨年の剪定の時期が悪かったようです。
ライラックは、花を咲かせたあと、6月後半には早くも来年の蕾の準備に入るそうで
剪定はそれまでのほんの短い時期に、少しだけ行うのが良いということ。
そういえば、昨年は夏に少し剪定した気が・・・私のせいだったのか!?




 最初に咲いた方の枝はもはや花も終わり、
残るひと枝を、部屋に飾ることにしました。 
鼻を近付けると、香水そのもの!




リラの木とも呼ばれます。
ライラックもリラも、どちらも素敵な響きです。
赤毛のアンの末娘も、リラと呼ばれていましたっけ・・・。




春の我が家の庭は、雪柳に始まり、
冬越しのパンジーが次々に花を咲かせ、王者チューリップ登場。
そして、これからの楽しみは
ジギタリスやデルフィニューム、カンパニュラ、ほたるぶくろ・・・
その隙間を埋めるかのように、
揃って顔をのぞかせる小花たちも主役に負けない彩りで、
毎日庭に出ては、春の魔法にため息をついています・・・。



4/25/2011

二人の赤頭巾


人形にまつわることでは、
偶然とは思えない不思議なことが、何故か時々起こります。

先日の宮崎智晴さんの個展で、気になる絵が2つ。
散々迷い、どちらを選ぶか決心がつかず
宮崎さんにもう一度見せていただくことになりました。

心の中では、新作の「カーテン」という絵に傾いていたのですが、
いざとなると、また迷いの虫がひょっこり出てきて・・・。
宮崎さんが見えるまでは、「カーテン」で9割方決めていたのに、
最後に 手に取ったのは、この赤頭巾でした。

小さなガラス絵です。

夜、この絵を眺めながら、考える。
どうして、ぎりぎりになってこの絵に強く惹かれたのか・・・。

そこで、はたと思い出したのは、その日に届いたお人形。
衣装オーダーのため、関東から旅してきた小さなお人形。
そういえば、彼女も赤い頭巾を被っていた・・・!!!



 ドイツのバールプロチャイルドという工房のお人形です。
 とても希少なのだそう。
愛らしい顔立ちの子です。
 そして、とびきり素敵な靴を履いています。



絵を選ぶ3時間ほど前に BPちゃん(この子の愛称)と対面すると、
知らないところに来て、まだ硬い表情をしていたので、
写真を撮り、話しかけて、密やかな時間を過ごしていたのですが、
その後私の心にBPちゃんが忍び込んで、こっそり作用したのでしょうか?



そうは言っても、この「赤頭巾」、
初めて宮崎さんの個展にお邪魔した時、既に有り、
「さかさま」と迷っていた作品でもあります。
そのあと、何度か個展もされましたが、 
結局最後には私の手元にやってきました。
(画像下の絵が「さかさま」)


赤頭巾ちゃん、我が家に来たかったのかな・・・
手にして眺め、壁にかけ、また眺め・・・
うん、やっぱり嬉しい。一人、満足。

こうやって絵を並べてみると、
使われている色も似ています。
二つの絵が、「久しぶりだね!」と会話しているようで、
廊下に並べて飾ろうかな。



 そして、絵の中の赤頭巾は、BPちゃんに似ています。
髪の色も、頭巾を結ぶ赤いリボンも・・・。

なにやら、物語が生まれそう。
 そして、BPちゃんの衣装が出来上がるにつれ、
新しいページ が綴られて行きますね。

赤頭巾の絵は、BPちゃんもお気に入りなのかもしれません。

4/23/2011

京都・河村能楽堂とビストロ・スリージェ


今日は、お友達の利き酒師Aさんの謡の舞台で、
今出川の河村能楽堂に朝一番で出かけて来ました。

Aさん、昨年に続き、2度目の舞台です。
演目は竹生島、シテを務められました。
大先輩のIさんが見守る中、無事終了。
初舞台より、ずいぶん落ち着かれたように感じられ、
こちらも早起きした甲斐がありました!
一緒にお抹茶をいただき、しばし歓談。
ピリッとした休日の朝を楽しませていただきましたよ。


その後、下鴨神社近くの「アンティークス・ミルクシッスル」さんへ。
こちらは、私が作ったティーコゼーがご縁で知ったお店。

ネットで調べてみると、本当に素敵なお店で、
ティーコゼー が使われている姿も見たいのと、
優雅なお茶をのんびりいただきたくて、
今出川より近いこともあり、是非寄ってみようと・・・。

が、期待に胸ふくらませて到着すると、なんと今日は臨時でお休み(涙)。
「不定休が時々ありますから、お電話してからお出かけ下さい。」と
教えていただいていたので、昨日お電話で確認したのですが、
よくよく思い起こすと、日曜日とお聞きしたような・・・
今日、土曜日だった・・・・・・(涙)。
ひとえに私のミスです(恥)。

ちゃんとカメラも持って出かけたのに・・・
でも、近いうちにまた用事ついでに、お訪ねしてみよう!


さて、閉まっているお店の前で、途方に暮れる、母と私。
「どうする?このまま帰る?」

せめて晴れていたら、糺の森を散歩出来るのですが、生憎の雨です。
休日に朝6時起きして、せっかく出てきたのですから、
お昼くらい食べて帰ろうということになり、とりあえず、出町柳まで歩く道中、
頭の中で、「出町柳に、いいお店あったかなぁ・・・」と考える。
ひとつ、思い出した!
何年か前、友達と予約しようとして、いっぱいで断念したお店・・・
確か、ビストロ・スリージェさん。

すぐにiPhoneで調べ、電話すると二人たまたま空いていた!
場所も、iPhoneのナビ機能で、どんな込み合った道も大丈夫。
すぐに到着しました。

iPhone、すっかり気に入っています。

さて、お料理はアラカルトのみということ。
以前はランチやコースもされていましたが、今はこれのみだそうで、
なれないので、どうしよう・・・とメニューを見ていると、
「お二人なら、3皿ご注文される方が多いですよ。」と、
ご親切な奥さま。

メニューには、私は大好物のもの(臓物系や、仔羊など)が並んでいましたが、
母の好みを汲むと、選ぶっていっても、本当に3皿くらいしか残らなかった・・・。
まあ、今日は母に合わせて!

前菜は、サーモンを。
一皿でボリュームたっぷり!
しかも、生臭系の苦手な母も、美味しくいただけました。


メインで、ふた皿注文。
豚スペアリブとプラムの煮込み。添えられているのはマッシュポテト。
これが、お肉がやわらかく、プラムの酸味がきいて最高に美味しかった!
もう一品のマルセイユ風ブイヤベースは、画像を撮るのを忘れていました。

う~ん、ワインが飲みたかったけど、昼間ということで自粛。





二人で食べることを想定して、
奥さんが、メインも取り皿と共に、食べ終わったのを見計らって
2種順番に持って来てくださったのが
なかなかの気配りだと思いました。
そこも、気持ちよく食事出来た大きな要因です。



最後は、エスプレッソを注文。

帰り道、母と話すのは
「今度、みんなで来たいね!その時は、いろんな種類を分けっこして・・・」
という楽しいプラン。

よし、その時を迎えるために、さらに頑張ろう!
美味しいものを頬張る皆の、笑顔を思いながら。


4/22/2011

北浜~淀屋橋散策 芝川ビル



今日は、朝一番で美容院に出かけ、久しぶりにカットとパーマを。
普段ならそのまま帰宅するところですが、
今日はW氏のお細工の展示を見せていただくため、
その足で北浜へ。

すぐ帰るつもりだったのですが
パートナーが大学を出る時間が遅くなり
待ち合わせに1時間も遅れることになったため、
予定外でしたが、芝川ビルに足を延ばしました。
(でも、レトロ建築好きとしては、この予定外に胸が躍るのです!)

大阪の芝川ビルと言えば、有名な近代建築物。
地下のRIVE GOUCHE(バルテュスのポスターが貼ってあるベトナム料理のお店
には、ランチを食べに行ったことがありましたが、
その時は急いでいて写真が撮れず・・・(涙)。

今回も、カメラを持ってきてませんでしたので、不本意ながら携帯で・・・
しかも、私がレトロ建築を撮るときは、いつも雨!
雨女???


芝川ビルを見るといつも、英国のアーツアンドクラフツ を連想させるのですが、
実は南米のマヤ・インカをイメージされているそう。
外観は、ゴツゴツとしていて、とても面白い 装飾です。


 内部の螺旋階段。
外壁の色調に合わせて作られています。

 「ここの2階に素敵なお店がありますよ。」と教えてくれたのはW氏。
上質リネンの洋服を扱う「LISETTE」さん。

 

素敵な店員さんがいらっしゃって、
快く写真撮影を許可してくださいました。









天井のモールディング

いくつもの 時代を経たものは、
それだけで 風格と品がありますが、
こちらのお店は、そんな芝川ビルとよくマッチしていました。
〒541-0044
大阪市中央区伏見町3-3-3 
芝川ビル2階
06-4963-2538
11:00 - 19:00
定休日 水曜日

 さて、最初に寄せていただいたW氏の工房も、
こんなに素敵な蔦の絡まるビルの一室に。
北浜の青山ビルです。
* 現在は二筋向こうのユニ船場に移転されました。

一階には、大好きな丸福珈琲もあるのです。
* 現在は閉店


新作の金太郎でんでん太鼓を見せていただきました。
表を見て、可愛い!


そして、W氏らしいところは、
背中を向けても可愛いというところです(笑)。




最後は、丸福珈琲。
ここでやっと、パートナーと合流。
 長かった一日。
やっぱり、ここのカフェ・オ・レが一番好きだわ・・・。