9/30/2011

エミールジュモーとクマさん




先日、母へのプレゼントをオーダーしたついでに、
alphz mumさんにお願いしていた、人形用のベアです。
 最初に持たせようと考えていた大きなブリュよりも、どうも他の人形の方が相性が良さそうで、
まだいろいろ組み合わせを探っているところ。
今回は色合いのマッチするエミール・ジュモーと。

いつも、きりっとしているジュモーが、
ちょっと柔らかい表情になったように感じませんか?



この小さなベアも、実はずっしりと心地よい重さ。
人形と同じで、触れると愛おしさが増すような・・・

そういえば、先日どこかで
「最後に人形を抱っこしたのは、いつですか?」
というフレーズを目にしました。
その言葉に、私もハッとしたのですが、
人形に触れるという感覚を知らない方が、
実はたくさんあるのでは・・・と思ったのです。


日々、作業しながらも
人形を棚に戻したり、隣の部屋まで運んだりする時に、
大切に腕に抱く感覚・・・
それは、懐かしくも甘酸っぱいような、なんとも優しい体験です。

私の95歳の祖母も、いつも人形を腕に抱いていますが、
とても幸せそうな表情を浮かべているなぁ・・・。

たまには、人形やテディ・ベアを抱っこしてみるのも
現代人の疲れた心に、いいのかもしれない・・・と、ふと思う午後。



今日は、朝から神戸に出かける予定でしたが、
疲れが溜まっているせいか、朝食時から体調不良で、
無理をするとまだまだ詰まっているこれからの予定に影響が出そうで
家で静かに過ごしています。
神戸アートマルシェにも、寄って来ようと思っていたのに、残念でした。


小雨の中、窓の隙間から金木犀が香ります。

街中が、金木犀に包まれる、魔法のような秋の数日。



9/29/2011

HEYAさまからのファックス


DMも、順に皆さんに届いているようで、
昨日あたりから、嬉しいご連絡をいただいています。

もし、届いていなかったり、ご希望くださる方は、
まだ少し手持ちがありますので、ご連絡下さいませ。





そして、昨夜届いた3枚のファックス。
送り主は、ギャラリーHEYAさんのオーナーK子さん。

夏に、ご自身の顧客さまに私たちのパンフレットをお配り下さったのですが、
それから日も経つこともあり、ご興味のありそうな方をピックアップしたので
DMも送ってみて下さいとのことでした。

丁寧に書き出されたのは、お名前とご住所だけではなく、
それぞれの方のちょっとしたプロフィールも。
 
それが、まるでHEYAさんのお心を通して描かれた、
愛情溢れるポートレートのようで、
読んでいるうちに、胸がいっぱいになりました・・・。


例えば、こんなくだりが。

「 Fさま  10月25日の初日を間違え、9月25日に北野坂ギャラリーへ行かれました。
なんとせっかちな・・・そして大切なお客様!
なっちゃんのHPのファンになられましたよ。」

まぁ!と申し訳なく思うと共に、
やはり、この上なくそのお気持ちが嬉しくて・・・、
Fさま、本当にありがとうございます。
どうぞ、10月に、懲りずにもう一度お越しになって下さいね!

その他にも、たくさんの方の楽しいエピソードが・・・。

読んでいて、どなたさまも
もう既知の間柄のようにいきいきと感じられるのは、
HEYAさまの、
人との繋がりを大切にされる眼差しで
書かれたものだからでしょう。

私たちのことも、そのお人柄ゆえ
どんなふうにご紹介くださったか、なんだか分かるような気がして、
実際にお会いしてがっかりされたらどうしようかと
ちょっと後ろ向きな気分になったりもするのですが、
今更、どうすることも出来ません(恥)。
ありのままで、どうぞ受け止めて下さいね。


ともあれ、このファックスは、 宝物になりそうです!


そして、HEYAさまの他にも、書ききれないほど
たくさんの方の誠実で温かなお心を頂戴しております。
展覧会の度、
皆様の大きなお力をお借りしていることに心より感謝しながら、
ラストスパートを頑張っています!

9/28/2011

シュミット


 以前、この人形がほぼ仕上がった時、
こともあろうに、シュミットであるのに、スタイナーと連呼して紹介していたことが
今日、過去の日記をぱらぱらと見ていて判明しました。

・・・・本当はシュミットです、恥ずかしい・・・。

そして、このシュミットも今日、やっと仕上がりました。
ちょっとミニチュアのセラフィンを、膝の上にのせてみたのですが、
色合いが似通っていて、よく見ないとわかりませんね。




 今日は、朝から大阪市内に出かけていました。
まずは麻の葉工房を訪れ、 神戸にお顔の広いW氏のご厚意に甘え、
DMをお願いしてきました。

W氏も、この秋に兵庫の谷崎潤一郎記念館で、展示のご予定。
11月16日~12月25日までです。

W氏としばし楽しく歓談した後、土山人でお蕎麦を食べ、
阪急百貨店へ寄り、帰宅。

都会に出かけると、疲れますね・・・。
明日は一日家にいられると思うと、ホッとしたりして。

でも、もちろん仕事が山積みではあるのですが!


9/27/2011

古い友人



 昨日は、実は思いがけないことが起こり、
その代役探しに奔走しておりました。

頭に思い浮かんだ知人に、片っ端からメールを送るも
なかなか都合の付く人が無く・・・

いつも、当たり前に頼っていた、
古い友人である彼女の有り難味を
心から感じた日でもありました。

そして、一夜明けた今日、助けの手を差し伸べてくれた人もまた、
古い友人。




人形を粗方仕上げたところで、次の人形にかかるのは、
私の悪い癖かしら?と、
会期一ヶ月前の今、例の如くに一体一体、人形に最後の仕上げをする日々。

今日、このアーティーに心おきなく向き合えたのも、
友人たちのおかげです。


古き佳き・・・とは、私の好きな言葉。
新しきも佳き、となりますように、
今あるさまざまなご縁を 大切にしていきたいと思うのです。

あぁ、それにしても、今夜はゆっくり眠れる・・・。


9/26/2011

京都へ


朝、DMを郵便局で投函し、一路京都へ。

ちょこちょことした用事を済ませつつ、
最後はつるや夷川さんで、お蕎麦をいただきつつ、
日本酒ソムリエ・Aさんと、展覧会での母の額の飾り方の相談を。 

もともと美術を志していたAさんは、
ここのところ、良きアドバイスをくれる現場監督となってくれています。


終盤には、
最近Aさんが通っているというエスニック料理のお店に話題は移り、
じゃあ、次回はそこで皆で集まり、「お酒の会」をしよう!ということに。
 また、楽しみが1つ増えました。

つるやさんの天ざる

帰宅したのは、4時半。
今にも降り出しそうな空に、急いでセラフィンの散歩を済ませました。


ところで、しばらく前から、イラガの季節ですね。
我が家の庭にも結構見つけますが、昨日、また母が噛まれたと大騒ぎ!
でも、しばらく流水をあてていると、自然に毒の棘が流れるようですので、
もしもの時は、お試し下さい。

 そして、薔薇とイラガ。
ちょっと見ているぶんには可愛いのですが・・・。


 殻を作りサナギになったイラガも見つけました。
凶々しい・・・。

ゴミ袋に入れる前に、好奇心より、鋏で殻をはがしてみると・・・
動いていました・・・。


昨年の、イラガ被害にあった母の様子はこちらです。

9/25/2011

神戸アートマルシェ



昨日、画家・宮崎智晴さんよりご連絡いただきました。

9月30日、10月1日、2日の三日間、神戸オリエンタルホテルの13階で
神戸アートマルシェなるものが開催されるそうで、
宮崎さんもお得意の硝子絵を中心に作品参加されるということ。




こんな可愛らしい豆本も制作されたということで、
楽しみですね。

独特の世界感を持った画家さんです。
ご興味お有りの方は、是非どうぞ!

尚、展示されるお部屋は1317号室、
宮崎智晴さんのブログはこちら



そして、今日やっとDM作業終了しました(汗)。
明日は、郵便局へ投函した後、京都へ。
今週はかなり都会への外出の予定が詰まっています・・・
蝸牛のように、家にこもっているのが好きな私、合間の窯作業も含め、
乗り切れるか、少々心配でもあり・・・

このアートマルシェ、もしかしたら、金曜日に覗けるかな?
なんとか、覗きたいなぁ!


9/24/2011

靴作り



 秋晴れの清々しい休日。
母と娘は買い物に出かけ、私は窯入れもあったので、
家で一人、作業。

昨日作りかけていた2足分の靴も仕上がり、
これで、裸足の子は誰もいなくなり、一安心。

でもまだ、下着を着ていない子がいるので縫っていると、
セラフィンが日向ぼっこをしていました。
はたと思いつき、暫し作業を中断して、
部屋にかけていた夏のすだれを外し、カーテンにかけ替えると、
秋空が一面に広がり、部屋が一新!

あぁ、なんだかこういう日には、林檎の焼き菓子を作りたいなぁ・・・。

焼き林檎でも、いいなぁ・・・。




のどかな日。
そういえば、娘はよくのどかな画像を送ってくれます。
これを見て、どうぞのどかなひとときを!





9/23/2011

春の準備


 今朝は、人形のブーツを2足作っている途中で、皮革用ボンドが切れ、
作業中断。

風が心地良かったので、先日バラクライングリッシュガーデンで購入した
面白い球根を植えつけることにしました。

穴を開けようと置いていた室内用の鉢が2つ、
捨てる前に、穴が開くか試そうととっておいた陶器のブレッドケース1つ、
前回の方法で金槌と錐、マイナスドライバーで加工。
どれも、上手く底穴が出来ました!




植えたのは、フリチラリア・メレアグリスとアリウム・シクラム。
どちらも、舌を噛みそうな名前です。

フリチラリア・メレアグリスは、実際にバラクラで咲いているのを見て、
とても気に入ったもの。
調べてみると、Checkered Lily (チェッカードリリー)なんていう別名もあり、
あぁ、そういえば確かに市松模様の百合だわ・・・。




そろそろ、チューリップの球根も準備しなくては・・・
今日はこれから、祖母のところで秋祭りに参加しますから、
途中のホームセンターで、セラフィンの冬用ハウスと共に、探してこよう。
日差しが肌にやわらかく、 外出が楽しい時期となりました。


9/22/2011

休憩時間



今日は朝のうちに仕事を少し片付け、昼前より展覧会の用事で家を出ました。

美容院に行っている母と、途中で合流予定。

いつもなら、バスの中で読むための本を、鞄に入れますが、
今日は何も持たずにバスに乗り込みました。

久しぶりのバス、ただぼんやりと、景色を眺めていて、
ふと気付いたこと。

「最近こんな風にぼんやりしたこと、無かったかも・・・」

 私を小さい頃から知っている人は、
きっと、「え!?」と思われるかもしれません。
通知表には必ず、「ぼ~っとしている」と書かれてありましたし、
授業中も、空想(妄想)の世界を旅していましたから
指されて困ることも多々ありました(恥)。

そんなぼんやり性は、簡単に変わる訳では無く、
大人となって随分経つ今も、多分にぼんやりしている訳です。

けれど、明らかに最近は、その暇が無かったのですね。


バスに揺られ、携帯も鞄にしまい込み、
車窓に視線を泳がせながら、身体も意識も弛緩させ、
人には、こんな時間が、もっとあっていいはずだと
また、ぼんやりと思うのです・・・。



用事を済ませ帰宅して、まずは温かいお茶を。
お供は先日の旅土産のイングリッシュ・ティーブレッド。
長野のお土産に英国製? まあ、いいじゃないですか!
休憩時間には、もってこいの甘さです。

秋風が心地よく、部屋の中を吹き過ぎていきます。


9/21/2011

リバティのコーデユロイスカート



京都のトランテアンさんは、リバティの専門店で大好きなお店です。

昨年、一つスカートをオーダーし、展覧会で着用していると
「どこで買われたのですか?」とたくさんの方に尋ねられました。

秋らしいコーデュロイの生地がお店に登場したら、
 是非とももう一着オーダーしようと、
お店の方に相談して縫っていただいたものが、今日到着しました。

包みを開けると、まるで花束のようなスカート。
そして、ここが針仕事の好きなものには堪らないのですが、
余り布がたくさん!
添えられたリバティ柄のポストカードは、このスカートの色合いと同じでした。

さて、このハギレでどんなものが出来るだろう!
あれこれ思い描く時間が、楽しい。




リバティのコーデュロイは、お店の方がおっしゃっていたように、
普通のコーデュロイより、薄くて肌触りが滑らか。
なので、こんなにもたくさんの布をはぎ合わせても、シルエットが美しいのですね。

あまり買い物はしませんが、物もちの良い私。
これも、長い間大切にはこうと思います。

9/19/2011

チャイコフスキーの夕暮れ



今日は、午前中は靴用の皮革を買いに出かけました。
祝日とあって、人混み!
おまけに、日差しが強く、暑い!

午後、帰宅してDM発送の準備を。
お店置き、お知り合いに配るもの、郵便局に投函予定のもの・・・
分類していましたが、大変です(汗)。

量がとても多いので、漏れもあると思います。
DMが無くても入場していただけますが、
「届いてないわよ!」という方は、メールにてお知らせいただければ
すぐに送らせていただきます。
(* 発送は来週を予定しています。)


本当は今日は、「こけもも」の話題を・・・と思っていましたが、
ゆっくり書く時間が無くなってしまいました。


気が付くと、夕暮れ時。
午前とは打って変わって 吹く風がやけに秋っぽくて、
とうとう秋到来かな?と嬉しくなります。


つるべ落としの物悲しい夕暮れ、
家々の灯りと夕餉の匂いの漂う情景に
いつも、心地よい胸の痛みを 覚えます。

チャイコフスキーの弦楽で、ぴったりのものがあるのですが、
タイトルが思い出せない・・・。

思い出せたら、ここに音源を後ほど紹介いたします。

この秋は、演奏会の予定がたくさんあり、嬉しいのですが、
まずは神戸展の準備で、心落ち着きません。


画像は、母が「この子、かわいいな!」と気に入っているゴーチェ。
早く、靴と下着を作ってやらねば・・・。


追記

思い出せました。


9/18/2011

絵と壁紙



 額装をお願いしていた、石阪春夫さんのデッサン
出来上がり、配達していただいたので
早速候補の場所へ置いてみました。

 2階リビング(仕事場?)に飾ろうと思っていましたが、
ふと、廊下の壁紙にも良さそう!と思いつき、
並べてみました。

かなり同化していますが、古い雰囲気が出て、
いいなあ、と思う。



そして、リビングの壁にも合わせてみました。
そしてこれも悪くない、と思う。




 一枚をリビングに、もう一枚を廊下にしようか・・・
けれど、折角「対」であるものだから、同じ空間に飾りたい、とも思う・・・。




そもそも、リビング(作業場)がいつも
人形の材料と作りかけの人形でごった返しているため、
綺麗に模様替えしたいという趣旨だったのですが、
この2枚の絵を飾るには、大掃除しないことには無理かも。

常に出していていいのは、材料はかご一つ分だけとか、
自分の中でルール作りをしないと駄目だなぁ・・・。
 絵を飾る前の段階でつまづいております(恥)。


そういえば先日、美の壺で「壁紙」を特集していましたが、美しい世界でした。
日本の家屋は、無地の壁紙が多いのですが、
どうしても、柄物に心惹かれてしまう・・・。

住んで10年目の我が家、どの壁紙も気に入っています。

そして、自分の好きなものは、背景である壁紙とも
しっくりくるものだなぁ、と思った日曜の昼下がりでした。

この素敵なデッサンをお贈り下さったOさま、
心より感謝いたします・・・。


9/17/2011

バラクライングリッシュガーデン



 ホテルハイジからヴィーナスラインを少し下ったところに、
有名なケイ山田さんのバラクライングリッシュガーデンがあります。

秋薔薇が見られるだろう、と出かけたのですが、薔薇はほとんど無く、
代わりにダリアが咲き乱れていました。
それが、なんとも可愛らしかった!







ぽんぽんダリア、丸いものが好きな私ですが、
つい触れてみたくなるような、真ん丸いフォルム!



花びらを、ぐいっと後ろに反らせた百合は好きです。










そして、シンボルツリーの黄金アカシア。
ホテルハイジにも大きな木があり、
あまりの神々しさに目を奪われてしまいました。

こちらの庭は、本当に美しかったです。

蓼科という立地も、木々に良いのでしょう、
わざとらしさや嫌味の無い、イギリス風のお庭。

朝一番に訪れたので、人も少なく、満喫出来ました。
(帰る頃には、ツアー客の方がぞくぞくと・・・)

お土産物のショップが多くて、店員さんがヒジョウに販売熱心。
機関銃のように話す人が多く、こちらに考えるゆとりを与えてくれれば、
もっといいのですが・・・。

珍しい球根があり、少し買って帰りました。


高速で京都から、片道ほぼ5時間の旅。
サービスエリアも楽しみ、運転も3人で交代して、良い思い出になりました。

イングリッシュガーデンに良い刺激を受け、
今朝は庭仕事を。
今から、人形作業と展覧会準備です!

芳名帳のデータ化も、今日にはなんとか終わるやろか・・・
再来週には、DM発送いたします。

9/16/2011

ホテル・ハイジ その2


 ホテル・ハイジはお食事も大変美味しい宿でした。
敷地内に燻製室がありましたから、
スモークの香り高い食材が、印象に残るディナーでした。

ちょっとご紹介。

◆ 自家製スモークサーモンとアボカドのプレッセと、トマトのロザス


◆ フォアグラとフランス産黒イチジクのパイケース詰め
 フォアグラが苦手な母には、カリフラワーをムースにし、キャビアを添えたもの。


◆ 子牛フィレ肉のフォワイエと骨付き子羊のエシャロット・マスタードソース
 私と娘の選んだメイン。
◆ 鮮魚のミルフィーユ ラタトゥイユ添え、バジリコのソース
母のメイン。

 デザート

エスプレッソ


こちらのブルーの山野草の柄のお皿は、大倉陶園のフラワーガーデンです。
HEIDI(ハイジ)とペインティングされていましたから、
また特別に焼かれたものなのでしょう。

とても素敵でした!

給仕して下さったお嬢さんが、たまたま大阪の方で、
また我が家の比較的近くにご実家があったため、
ひととき、お話が弾み、これも食事の嬉しいスパイスとなりました。


明日は、バラクライングリッシュガーデンへ!

ホテル・ハイジ その1はこちら

ホテル・ハイジ その1



 今回の旅の目的は、こちらのホテル・ハイジに宿泊することでした。
一昨年、人形を通じてお知り合いになり、
昨年、遠路遥々展覧会にお越しくださったFさまより
おすすめいただいたのがこの宿で
以来、ずっと心にありました。

「仕事頑張って、来年絶対行こう!」

今回は、その決意が叶えられた旅でもあったのです。




ヴィーナスラインを上ると、ハイジの大きな門が見えてきます。
白樺に囲まれた、チロル風の建物。
昔、スイスを旅したことが思い出されました。

憧れでもある、バルテュスの暮らしたグラン・シャレは、
スイス最古の木造建築物で、元々はホテルだったものですが、
ちょっと、似ています。



 私たち3人の部屋。

奥は落ち着いたグリーンのソファ。
その窓からは、この旅で象徴的に登場した
銀杏の木のような輝きを放つ、黄金アカシアが臨めます・・・。



 ひとつひとつ手作りのルーム・キー



そして、お庭でお茶を!



美味しいとお聞きしていたチーズケーキは、
濃厚でありながら、ヨーグルトのような爽やかな酸味。

この甘さが、約4時間半の運転の疲れを癒します!





そして、マリー・ローランサン美術館までそぞろ歩いていると、
道路わきには、名も知らぬ野草が何種類も。

こんなところで育つ子は、当たり前に花を摘むのかしら・・・と
自然に囲まれた暮らしに思いを馳せつつ、歩きました。

残念なことに、このマリー・ローランサン美術館は今月末で閉館とのこと。
娘が、小学校のときにマナー教室で訪れ、絵を鑑賞し、
宿泊したのが隣接するホテルでした。

無くなるのは、とても残念な気がします。