7/30/2009

薔薇の花束




人生のうちで、薔薇の花束をプレゼントされる・・・ということは、そう度々あることではありません。

そんなことが起こった日には、どれだけ胸が高鳴り、喜びで満たされることでしょう!

そしてそれが今日、母(そして我が家)に起きてしまいました。


お昼ご飯を食べていた時、母に荷物が届きました。
見慣れない大きさの箱には、薔薇の柄・・・もしかして、これ、花束じゃない???
そして、送り主は、ユリユリさん!! わ~!絶対バラだ~!!

皆で、ドキドキしながら開封すると、まず、素晴らしい香りが・・・・・・そして、すぐにやわらかい色調の薔薇の花束が、目に飛び込んで来ました。

昨日、もう片方の眼の手術を終え、今朝病院で包帯の取れた母の眼に、優しい色の薔薇を一番に見てもらいたくて・・・という、ユリユリさんの素敵なお心遣いでした。

花束には、3種類の薔薇が入っていて、小さくて、こっくりと赤いものが、ウィリアム・シェークスピア2000、素晴らしく香り高く、薄いピンクがトロワラス、そして、これも香りが良く、中がクシュクシュっとしたのは、セイント・セシリアです。

実は、セイント・セシリア(聖セシリア)は、音楽の聖人で、娘の洗礼名。私は人形を作る前、St.Ceciliaという名前のインテリアの自宅ショップをずっとやっていました。
バラのセイント・セシリアも、育てていたので(そして、2度も枯らしてしまった・・・)、とても思い出深いバラです。

母に贈られたバラですが、みんなも大喜びでした♪





こんな日には、是非お菓子を作らなくては・・・と、家にある材料で出来たのが、いつも作る、コッツウォルズ・アップルケーキ。
このケーキのスゴイところは、お鍋の中で、溶かしたバターと卵、砂糖、粉を全部いっぺんに混ぜるところ!家庭のおやつにぴったりの気軽さ。そして、いつ食べても変わらない素朴な味・・・。
写真は、まだオーブンに入れる前の状態。





お茶の時間には、テーブルの上に花瓶を移動!
ケーキの匂いに負けない、芳しいバラの香りに、いつもよりも豊かなテーブルになりました。

実は、今日のお昼も、ユリユリさんからいただいた粕床で漬けた、粕漬けを食べていた我が家の面々。
「これ、マジで美味しいよね~♪」と、ほぼ毎日食べています(恥)。
我が家では、お魚も3日くらい漬け込んで、お酒の味がしみ込んだ頃が最高!食欲不振になりがちな夏も、ごはんの進む、この素晴らしいおかずのおかげで、食卓が賑やかですよ。

重ねがさね、ありがとうございました♪ 今度、ゆっくりお会いしましょうね!

7/28/2009

もうすぐ!







 なかなか梅雨明けしない大阪ですが、こちらのお人形は、だいぶ仕上がってきました。

昨日、下着が縫い上がり、着せてみるとピッタリサイズ。オーダーメイドなので、もちろんそうでないと困るのですが・・・!


帽子や肩に付ける飾りは、まだ置いてみただけですが、雰囲気は出てきました。とても品のあるお人形なので、飾りも、やり過ぎずに(かといって物足りなくもなく・・・)と思っています。

ただ、手がどうしても身体に対して大きく、主張し過ぎて見えます。
そこで、やわらかく見せるために手に被せたいレースも、袖口がもう既に手の通るぎりぎりの寸法で作っているので、これからどうやって付けるか思案中・・・。


手足の指なども、大変華奢なお人形なので、何かあったら大変!と、衣装の製作中もミトンを付けて、一段落ごとに箱にしまっています。

1日が終わり、次の日に箱から出してあげる時の表情は、もう言葉には出来ません・・・!
少しはにかみながらも、嬉しい様子がこちらにありありと伝わるのです。(こんなことを書くと、「え~、だから人形好きな人って怖いわ~。」なんて思われそうですが、本当なんだからしょうがない。人形だって、悲しんだり喜んだり、人間と同じなのですもの。)
そしてそれが、人形が人の心を捉える最高の魅力です。

それにしても、昨夜から喉と身体が痛い・・・。ふと、昨日、母と病院の待合に居た時、隣に座っていた人が、ずっと激しく咳き込んでいたことを思い出し、もしかして・・・と暗い気分。

7/27/2009

ちくわサラダ天

 
 ここしばらく忙しくて、今朝から体の疲れを感じていました。

母の術後の病院の付き添いに加え、娘の志望大学の夏期講習会への送り迎えが重なり・・・
夏期講習は今日で終わったので、1つ楽になりましたが、そうこう言っているうちに、母のもう片方の眼の手術が目前!
今は我が家で運転出来るのは私だけなのですが、来年、娘には早々に教習所通いをしてもらい、今までの恩を返してもらおう・・・(それまでに、母の運転再開となるのですが)。

母の眼は、状態は良く、今日からは、石鹸で洗顔のお許しも出ました。
明日は術後初めて、自分で洗髪です。
水曜日には、今度は右眼の手術ですが、もう随分気楽に考えられます。

今晩は、先日母が某テレビで見たという、「ちくわサラダ天」なるものを作ってみました!
熊本では、ポピュラーなメニューらしく、家庭や居酒屋での定番だそうです。ちくわを立て半分に切り、そこにたっぷりのポテトサラダをのせ、天麩羅粉を付けて揚げるというものですが、我が家も残り物のポテサラで作ってみました。
出来上がりは、ウミウシみたいでしたが(母が恥ずかしいからと、写真を撮らせてくれなかった)、味はなかなかグー♪ ちくわのモチモチ感と、ポテサラがぴったりマッチして、どなたにも好まれるのではないでしょうか?
同時に放送していた、「おかきのお茶漬け」も美味しそうだったらしく、トライしてみようと、おかきも買ってあります。こちらは、おやつ感覚だそうですが、他所の土地の不思議な組み合わせの料理、なかなか面白いな~と興味が湧きました♪

7/24/2009

帽子作り



 昨日から、帽子作りです。
使いたいリボンの長さが足りなかったので、今日、母の病院の後、買いに行って来ました。
1m単位で買うより、巻きの方がお得なので、巻きで購入。

ところが・・・!
最近は、リボンまで上げ底?なのですね・・・どう見ても10mくらいはありそうだったのに、上手く隠してあって、5mしか無かった・・・(涙)。 それでも、1mで買うより安いのですが。

 まだ、ピンで留めている状態ですが、リボンをブレード風に縫って加工し、ブリムに付けて、レースを畳んでいます。
とても良く似合っていて、作っていて、とても楽しくて、作業もどんどん進みます。このお人形さんとは、最近本当に仲良しになりました♪


 ブリムにワイヤーを入れているので、画像のように、簡単に表情を変えることも。

着物を着ていたとは思えないような、洋装の似合うお人形になりつつあります。

7/23/2009

母の白内障手術

 昨日は、母の左目の白内障手術でした。

本当に短時間の手術で、私がコーヒーを買ってきて、待合で本を読みながら飲み終わる頃に終わりました。 20分強くらいです。

1日経った今日は、朝病院で眼帯を外してもらいました。
直後に私の顔を見て、「あんたの顔、雀斑がいっぱい!」 と言ったくらいなので、さぞかし良く見えるようになったのでしょう。(* 私の雀斑は、年のせいでは無く、子供の頃からです)

その後、帰宅して自分の顔を鏡で見て、「皺が・・・!!」 と母。 
・・・・・・フフフ。

大丈夫よん、これからは他の人の皺もよく見えるからね。


 ということで、来週の右目の手術も、安心して受けられそうです。
母を心配して、メールやお電話をいただきました。そして、心の中で心配くださった方もいらっしゃることと思います。
この場を借りて、お礼申し上げます。どうもありがとうございました!

          母も、お辞儀しています↓(あっち向いてますが・・・)。

7/21/2009

いよいよ・・・

 
 昨夜は、大阪はすごい雨でした!

雷の苦手なセラフィンは、夜中に雨脚が強くなると、ウロウロして落ち着きません。

一緒の部屋で寝ている私も、暑がりのセラフィンのために、窓を開けたり閉めたり・・・。(ドライでもかければいいのですが、最近、就寝中にドライをかけると、すぐに私の方が体調が悪くなってしまいます。)

おかげで、今日は寝不足です。  ふと、セラフィンを見ると・・・


 ぐっすりです。 いいな~犬は昼間から寝てても怒られないで。
セラフィンのハウスには、「ふい」と表札がかかっています。実は、我が家ではセラフィンのことを、ずっと「ふいちゃん」と呼んでいるのです。
どうしてそうなったかと言うと、セラフィン→せらふぃん→せらふいん→ふい と、いつの間にか・・・
寝ている時は、その名の通り、天使・・・(seraphineは、熾天使の意味)。


 母の左目の白内障の手術が、いよいよ明日です。
来週は、右目。そして、来月末には心臓のペースメーカーと、手術目白押しの母!
手術後三日目くらいから、コアリズムを再開すると息巻いていましたが・・・大丈夫なのか!?
それにしても、手術後、どんなにクリアな世界が待っているのでしょうね。楽しみです。

そうだ、明日病院での時間つぶしに、編み物を何か持って行かないと・・・本も2冊程・・・

というわけで、この夏は我が家はちょっと忙しくなりそうです。

7/20/2009

天邪鬼セラフィン


 お預かりのお人形のブーツが出来上がりました。
人形の足は、ビスクで硬いので、少し大きめに作ります。でないと入りません(涙)。
けれど、何故か人形の靴は、大きめが可愛いとされています。そういえば、人間の靴でも「大きめがかっこいい」と、わざと大きめのを買う人がいますね。(私は絶対、ジャストサイズでないと歩けませんが!)




 画像ではココア色ですが、少しオリーブ色の入った茶です。
衣装に、アクセントで深いオリーブ色でパイピングを入れたので、お揃いにしました。
ネックラインに縫いつけたレースを飾りに・・・。

今まで裸足で着物を着ていたお人形。 きっと、初めて履く靴でしょうね。






 3連休といっても、いつもと同じで忙しい娘を、せめてもの休日気分に、モスバーガー(笑)へ連れて行きました。 大喜びの娘・・・安あがりで扱いやすい子です・・・。

その後、ホームセンターで、暑がりのセラフィン用に、いぐさマットを購入。
帰宅して、セラフィンの定位置に敷くと、明らかに避けています↓
 匂いだけかいで、横でゴロン。
「セラフィン、ここでゴロンやで~!」 と、みんなでしつこくすると・・・

 行ってしまいました・・・。折角買ったのに・・・(涙)。

7/19/2009

衣装のオーダー その2


 

 お預かりの素敵なお人形、上半身は形になりつつあります。

・・・が、ひとまず置いて、スカートを作り、靴・帽子と順に並行して作ります。全て、80%ぐらいで留めてから、全体のバランスを見て仕上げるのが私のやり方。

どんなスタイルが良いかは、人形が全て教えてくれます。気に入ったら、とても良い表情を見せてくれますから!


 持ち主の方から送っていただいた画像です。
もともとは、着物姿のお人形。とても綺麗なボディなので、裸足も素敵ですね♪

けれど、今製作している洋装も、全く違和感ありません。本当に、素晴らしいお人形です。
私も、とても勉強になると共に、楽しい時間をお人形と過ごしています。

7/18/2009

衣装のオーダー


 毎日、暑いです・・・。

とても素晴らしいお人形の衣装の注文をいただき、仕事部屋(2階リビング)で、毎日、お預かりしたお人形と対話しながら、作っています。

大人びた部分と子供の部分を併せ持ったお人形・・・少しずつ、表情も打ち解けて来ました。

とっておきのシルクの生地を使って、作っています。やはり、良いお人形は、良い生地がしっくりきます。

ただ、アンティークドールと違い、現代的なとてもスタイルの良いお人形なので、腕の細さに比べて手が大きかったり・・・すると、手を通すために、袖が広くなるので、それが目立たないようにと、思案しながら進めています。
もともと着物を着ていたので、それはあまり問題では無かったのですね。
でも洋装となると、その腕と手のバランスが、美点でもあり、難点でもあり・・・。

人形は、人間と違い、硬いので、着せ替えが出来る程度のゆとりも必要で、手足の長いこのお人形は、なかなかに悩ませてくれます!
けれど、お人形の満足の表情を見たいがために、明日も、前に進め!なのです。



さて、娘が面白い動画を見つけて来ました。
みんな、秩序正しいですね。人間も見習わないと・・・と思ったら、横入りも結構います。ムムム!


7/14/2009

まめブリュのお嫁入り





 先日のまめブリュ、お嫁入りすることとなり、今日、我が家から旅立って行きました。
とても可愛らしくて、気に入っていましたが、お話をいただくと、選んで下さったという喜びの気持ちが勝ります。

素晴らしい自然に囲まれた地の病院の、診察机の横にちょこんと置きたいとおっしゃっていただきました。

自分の人形が飾られるシチュエーションとして、全く考えたことの無かったものだったので、少し驚きましたが、仕事場の傍らの、ふとした瞬間に目に入る場所に置いて下さるお気持ちがただ嬉しくて・・・・・・。

まめブリュが、先生も患者さんも、癒してくれますようにと祈りつつ・・・。

7/12/2009

タニアさんのケーキを作ろう




 今日は朝から、「タニアさんのケーキを焼こう!」と決めていました。
(料理研究家の門倉多仁亜さんについての私の想いは、まずこちらをどうぞ。)

ドイツと日本、二つの文化をタニアさん流に融合させたお料理や生活のスタイルが、いつもさりげなく素敵で、タニアさんの本をめくると、不思議と心が落ち着きます。

先日、ふとタニアさんのHPをネットで見つけました。

早速ブログを読ませていただきましたが、過去のブログがどうしても見ることが出来ないので、おもいきってメールを差し上げたのです。
すると、すぐに返事を下さったのは、タニアさんご本人でした。

結局、遡って10件までは読むことが出来るようにして下さったのですが、それ以上は何故か無理のようだということでした。
が、その間何度か、丁寧な経過状況のメールをいただき、本やテレビから受けていた印象と同じ、素敵な女性だな・・・と再確認して、なんだか幸せな気持ちになってしまいました。

厚かましくも、ご迷惑でなければリンクを・・・とお聞きしてみたところ、「もちろん、OKです!」と、嬉しいご返事が♪
そして、以下タニアさんからのメールより・・・

でもそういわれるともっとちゃんとアップデートしなければ。。。と思ってしまいます。
でも無理しても仕方がありませんよね。楽しくアップデート、伝えたいことがあるときに書く、というマイペースなスタイルで行きたいと思います。」

うんうん、そうですよね。 無理はいけませんよね・・・(実は私も以前、他サイトで続けていたブログを、頑張って毎日更新していたのが重荷になり、3年続けて止めてしまった経験があります。なので、このブログのモットーは、まさに「無理せず更新」!)

ということで、HPのリンクのコーナーに、門倉多仁亜さんのページを加えさせていただきました。
季節のお料理や、タニアさんらしい日記など、素敵なサイトですので、是非ご覧下さいませ。

私のお菓子作りのバイブル、タニアさんの著書「コーヒータイムのお菓子」。
この中から、本当にたくさんのお菓子を作りました。

今日は、さくらんぼのケーキです。生のアメリカンチェリーを使いましたが、酸味があって、今の季節にピッタリ!
もう一つ、同じ生地で焼いたのは、ドライのいちじくとレーズンを入れて。アメリカンチェリーの苦手な娘用です。

タニアさんのレシピのスポンジ生地は、とてもきめの細かい、やさしい味・・・。

お茶の時間に最適のレシピの詰まったこの本は、あちらこちらに材料が付いたりして汚れてしまっていますが、ずっと大切に使い続けるつもりです。

おかげで今日も、心もお腹も大満足の、楽しいティータイムを過ごしました。

7/11/2009

リプロダクションとオリジナル


 先日抜いた人形の頭は、もう1日自然乾燥させ、明日素焼きする予定なので、今日は新しいオリジナルのモールド作りのために、粘土で原型作りをしていました。

私の製作している人形は、アンティークのリプロダクションと、原型から作るオリジナルの2種類です。
どちらが好きかと聞かれれば(洋人形と和人形もそうですが)、どちらも選べない、それぞれに魅力のあるものだと思います。

リプロは、アンティークの人形から模られたモールドを使いますが、では同じモールドを使えば皆同じ顔になるかといえば、否。 10人が作れば10通りの顔になりますし、1人が10個作っても、決して同じ顔は出来ません。
まず、アイカットの段階で、それぞれの人形に違いが出てきます。そして肌の色づけ、顔の描き方、髪の毛の色・スタイル、衣装・・・・・・微妙な違いの重なりが、最後には大きな差となって、個性の違う人形が生まれます。
だからこそ、リプロと言えども毎回違う感動や驚きがあり、また新しい命を作り出したいと思うのです。

オリジナルは、粘土から作る独自の顔ですので、作者の腕の試されるところでしょう。
私は、まだ多くは作っていないので、修行中(!)ですが、出来上がると、やはり特別な気持ちになります。 (オリジナルは、必ずと言っていい程、作者に似るそうですが、私も例にもれずそう言われます。どうしてなのでしょうね?)

オリジナルに取り組んだ後、またリプロに取り掛かると、改めて昔の人形職人の作り出した顔の素晴らしさを再確認します。
ブリュ、ジュモー、アーティー・・・本当に、存在感があり、けれど飽きの来ない最高の人形達です。
そんな最高の人形に、自分の味をミックスすることが出来る・・・そこが最大の魅力でしょうか。


今度作ろうと思っている人形のイメージは、少しやわらかい表情の子です。
写真に撮った後、目の辺りを大整形したので、もう少しモールドにするまでに時間がかかりそうですが、前回より、「ここはこうするのか・・・」と分かるようになった部分もあり、一つ一つ勉強するように作っています。
人形に関わる時間は、工程も大変ですが、それに代えられない楽しさがあります。

7/09/2009

愛犬のいぬ間に・・・

 
 セラフィンが一日中、トリミングで留守だったので、お天気も良いことだし、鋳込み作業をしていました。
鋳込み作業は、顔も手も部屋も粘土だらけになるわ、石膏モールドは重いわで、セラフィンには出来ればチョロチョロして欲しくないのに、この作業を始めると、いつも人懐っこく擦り寄ってくるのは何故でしょ
う・・・?


                 人懐っこいセラフィン・トリミング前

 朝一番にセラフィンを美容院に送り届け、帰宅してから13個の人形の頭を抜きました。
室温や粘土の濃度によって、毎回、抜くタイミングや仕上がりの変わるこの鋳込み、一番腰が重く、神経の遣う作業です。
柔らかい粘土にすぐに傷をつけてしまうため、人形を作るようになってからは、いつも爪を短く切り、マニキュアもすっかり止めてしまいました。
作業ばかりしているので、手はもう、がさがさ(涙)。

2階のキッチンは、ほぼ人形の作業場と化しています。

やたら場所を取るモールドや粘土、粘土をかき混ぜる電動ドリル、木槌や皮革、ここには写しきれない程、材料と道具だらけ。
肝心の窯は、家の外の通路に置いてあります。
本焼きは1200度まで上げるので、冬場は外との温度差で割れやすいため、なるべくそれ以外の季節にまとめて焼くことに。
1体の頭だけを完成させるのに、約6,7回、窯入れするんですよ。焼成に1日、冷ますのに1日・・・大変です。


 そして、「お帰りなさい!」のセラフィン。
すごく変な顔になって、オドロキ(笑)。  ・・・まぁ、いいか。

                     トリミング後

7/08/2009

85%

 
 19cmの、小さな小さなブリュです。
初めて作るタイプで、ブリュにしては丸くて幼い顔立ち。当たり前のふんわり優しい衣装にしたくなくて、黒主体の配色に。
けれど、子供らしいあどけなさも残したいし・・・と、オリーブ色とグレイのリボンで飾りを作り、ピンで留めて様子を見ています。


 まだ下着を作っていません。
下着を先に作るという方もありますが、私は絶対に最後に作る派!だって、どれだけペチコートのレースを見せるか、その大切なバランス配分は、衣装が出来た最後にしか決められないじゃないですか!

下着を付けたら、もう少しボリュームが出て、良い雰囲気になることでしょう。
多分、今晩9時頃から、ベッドの上に持ち込んで縫います。最近は日中以外も、作業してます(汗)。


 黒い衣装が、ピアノにも合う気がして、セラフィンのぬいぐるみと一緒にパチリ。
ネバーエンディング・ストーリーみたい!(そうそう、セラフィン、明日は散髪です!)

7/05/2009

小さな鳥の巣

 先月末に、庭木の剪定に来ていただきました。
裏庭には、大きな夾竹桃が3本と、種無しの美味しい実のなる柿の木、秋に鈴なりに生るスダチの木、そして金柑の木がありますが、いつもあまり食べない金柑の木は、思い切って切り倒してもらいました。
風通しが良くなり、スッキリ!

植木屋さんが帰られた後、裏庭に出てみると、すみの植木の上に、ちょこんと鳥の巣がのせてありました! 剪定の時に、植木屋さんが見つけて、置いて行って下さったのでしょう。
我が家の裏庭には、狸やイタチ、小さなイタチ(フェレット?)のゆかいな動物達、そして鶯をはじめ、様々な鳥が訪れますが、どんな鳥の卵が、ここで育ち、巣立って行ったのかな・・・?ちょっと嬉しい出来事でした。


 野菜畑に植えていたコリアンダーから、今年もシード(種)が取れました。
一粒でも、ピリッと独特の爽やかな酸味で料理のポイントとなるコリアンダーシードは、鴨料理によく合います。
我が家では、お客様の時にたまにこの「鴨のコリアンダー風味」を作りますが、コリアンダーシードを売っているお店が少ないので、家庭菜園で簡単に取れるのを発見してからは、葉っぱと花を楽しんだ後は、苗が実を付けカラカラになるまで、大切に見守ります。
これで、一回分の量かな?


 
 最後は、苦手な季節の到来に、早くも夏バテ気味のセラフィン。
*テリア座りをして、見ているだけで、暑そうです。
木曜日に散髪に行くので、裏庭の木々の様に、だいぶスッキリすることでしょう。(個人的には、今くらいおとぼけてる方が好きですが・・・。)

 *テリア座りとは、足の長いテリアの、独特の座り方。
 

7/01/2009

たまにはこんな日もある。

 昨日、1体仕上がったせいか、今日は午前中にオリジナルの原型作りをして、午後はまったりとこんな動画を見ていました。

モルモットって、ぬいぐるみみたいですね・・・。