二階の窓より裏庭を臨んだ図。
アーチの上の赤い薔薇が、開ききらぬうちに枯れる姿が
野生の林檎がなっているかのように見えます。
これは赤いピエール・ド・ロンサール。
小さな苗で昔買ったのだけれども、きっとまだ開発中だったのではないかしら。
いつも大きく膨らんだ蕾の状態で止まり、咲いたことがありません。
鋏が入れられないほど高い位置に伸びている様子は、
陽の光を たくさん浴びて、花開こうとしているのかも。
・・・なんと切ないことだろう。
それでも蕾をしっかりと囲む花びらの赤が、立派に庭のアクセントになってくれるので
切り倒されることも無く、何年も我が家にあるのです。
そしてその後ろにあるヤマボウシの木。
以前は前庭にあったのが、花があまり咲かず木の成長も遅くて
裏庭にもってきたのです。
それからすくすくと育ち、今年は花がたくさん!
ヤマボウシという名前もいいですよね。
雑草に囲まれつつも、頑張っています。
*
大阪は余震が日に二度くらいになりました。
揺れの度に怯えているシャーロットも、落ち着きつつあります。
ネットでの情報が多過ぎるのもしんどいことで・・・
大地震の前触れだとか、本震はまだだとか、いろいろ飛び交います。
もちろん、そういう可能性もあるでしょうが、
ただでさえ心にダメージを負っている震源地の人間は
ちらっと目にするだけで心が塞ぎます。
心が前向きになれるような伝え方が、プロならば出来るはずなのに。
不安からくるストレスが人に与える害は侮れません。
ショッキングな見出しが人をパニックにし、
過度の買いだめに走らせたりするのです。