12/31/2009

2009年の総括を・・・



2009年は、本当にあっという間でした・・・。

春のリーガロイヤルでの展覧会が終わり、
いつもならそれからしばらく、ぼ~っと過ごすところですが、
今年は展覧会を機に、多くの出会い・再会があり、
わずか9ヶ月余りの間に、
たくさんの温かい交流が生まれました。

インターネットの宇宙の中からも、
HPの人形を通して、素敵な出会いが・・・。


そんな皆さまから、
教えていただいたこと、かけて下さった言葉、
ひとつひとつがどれも心に染みて、
大切に受け取り、
少しづつですが刺激に変えて行けた、素晴らしい一年でした。

来年は、秋に滋賀での展覧会を予定していますから、
母も私も、それが良いものになるように、
それぞれに精進いたします。

来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。


ここからは、スケールの小さな来年の目標を細々と・・・。

  • 今まで以上の時間を、人形制作にかけること。
  • 材料の整理整頓を心がける。
  • 本を読む時間を増やす。そして、読書記録をつける。
  • 家計簿をサボらない。
  • ものを増やさず、更にシンプル生活を!
ということで、頑張ります!

画像は、昔に作った大きなブリュ。
初心を忘れず・・・ということで。

12/29/2009

ぬくもりの贈り物


私と娘は、カトリック信者なのですが、
以前に教会の方にお聞きしたところ、
クリスマスの飾りは新年を過ぎるまで飾っていてよいそうなのです。

それをいいことに、今年もなかなか重い腰が上がらなかったのですが、
素敵な贈り物を重ねていただき、本日エイヤッ!とばかりに
家族総動員で片付けてしまいました。



その素敵な贈り物は、いずれも今年春の展覧会で知り合った方達から・・・



アンさんが、とても可愛らしい天使のお人形を作って下さいました。
手前のお花も、粘土細工です。

箱から開けて、手のひらに乗せてみて、ビックリ!
その軽さ、質感、まるでマカロンにそっくりなのです。
食べてしまいたいくらい、コロンと優しいお人形。
うん、やっぱりアンさんに似てるかな♪

賛美歌を歌っているのでしょうか?
天使の歌声が聞えてきそうで、思わず耳を澄ましてみたり・・・

アンさんと出会って、最初に気付いた共通点は、
モンゴメリの「赤毛のアン」がお互いに大好きということでした。
このお人形、何かアンに因んだ名前を・・・
考えてぱっと浮かんだのが、
「バーサ」ちゃん。
若くして亡くなった、アンのお母さんの名前です。
今日から我が家の一員、バーサちゃん♪



猫柳の枝に、紅白のお餅をくっつけて作る餅花は、
ユリユリさんから・・・

以前、ユリユリさんのブログで拝見して、
お正月を丁寧に楽しんで迎えられているその精神に、
いたく感動したのですが、
まさかその餅花を我が家にまで・・・
(ユリユリさん、ただいま手の調子がお悪くて、大変だったことと思います。)

あぁ、でも、洋風な我が家の空間にも、こんなにもマッチしてしまって・・・

迎春の嬉しい玄関となりました!




母の刺繍の椅子とも、よく合っていますね。


母の先輩、謡のIさんからは、
「馴染みの果物屋さんで見かけたので、少し送ります。」
と、大好きな干し柿!


それにしても、この「馴染みの・・・」というくだりが、
いつも凛とした着物姿のIさんにはピッタリきます。

厳しさと優しさを兼ね備えた、素敵な女性であるIさんも、
他の方同様、今年からとは思えない、親密なお付き合いとなりました。
私にとっては、なんでも相談出来る、親戚の叔母さまという存在でしょうか。



ユリユリさん宅でいただいたお寿司が本当に美味しくて、
紹介していただいた素朴なお米屋さんは、
とても美味しいお米を、普通の価格で譲って下さいます。

今年最後の注文に、付いてきたのがこのお餅!


お家でつかれたのを、黙って同送して下さいました。
あぁ、美味しそう!皆、ヨロコビのダンス!


これで我が家にも、お正月が来そうです。
皆さん、本当に素敵なものを、
ありがとうございました。



クリスマスの額の前のセラフィンは、
すっかり元気になり、
「早くお散歩に行くワン!」とウキウキ。
ご心配、おかけしました。

12/27/2009

金髪碧眼ならず・・・



年末行事でペースダウンしていましたが、
形も大分見えてきていたブリュ、
ここにきて、金髪から茶髪へ変更。

かつらを作って被せてみて、
う~ん、やっぱりこの色の方が、この人形には落ち着くかな・・・。

来年には一体くらい、金髪碧眼を作りましょう!




このデザインの靴を作ると、いつも甲殻類を連想しましたが、
今日、甲冑ブーツというネーミングを思い付きました!

ドレスは80%仕上がっています。
ちょっと、この甲冑ブーツが主張し過ぎたので、
もう少しドレスに関連性を持たせて、
下着を縫って・・・
なんとか年内に仕上げたいところです。


12/26/2009

バロック音楽のような・・・


娘へ、パートナーの金沢のお母さんから
贈り物をいただきました。

箱を開けて、
「蝋燭立てかな?」と
首をかしげる娘。

硝子細工のそのオブジェは、*前途有望の若い作家さんの作だそう。
 南の海の中を泳ぐ、エンゼル・フィッシュのような色合いです。

どこに飾ろうか・・・
机にしようか、ピアノの上にしようか・・・迷う娘。
でも、まずはその前に そこを片付けないとねぇ、お嬢さん!


ぽんと置かれたそれを見つめていると、
有元利夫のフレスコ画のような世界が感じられて、
どこからともなく古楽器の音色が流れてくるような・・・。


有元利夫の絵は、バロック音楽に因んだタイトルが多く、
その絵からも、画家の愛した音楽の音色が溢れ出しますが、
いただいた硝子細工からも、どことなく 音楽を感じます


編むのが好きな私は
お礼も兼ねて、手袋を編みました。
お友達が焼いてくれた、美味しいシュトーレンと一緒に・・・。



一日で編み上げたので、出来がやや心配ですが、
温かさは保障付きです!

*後日、送っていただいたプロフィールによると、
塚田美登里さんという硝子作家さんだそうです。

12/25/2009

あぁ、セラフィン・・・!


普段元気な子が、体調を崩して静かにしていると、
とても心配になるものです。

水曜日あたりから、セラフィンのお腹の具合が悪く、
食欲も減少気味。
昨日は病院に行って来ましたが、まだ薬は効いていません。


どこ行った~?と探していると、こんなところに・・・
元気が無いです・・・。



夜間は、私の寝室で休むセラフィンですが、
昨夜は1時間ごとに、
リビングに置いているトイレに行きたいと起こされました。
朝方4時まで続いたので、今日は流石にくたびれている様子です。

あぁ、かわいそう・・・早く治りますように。

こんなことがあると、
どれだけセラフィンが大切か、身に染みます・・・。

12/23/2009

2009・クリスマス会・その3


画家Kさんが6年程前に描いて下さった、セラフィンの絵。

セラフィンはペットホテルに行って不在でしたが、
音楽会の間、絵の中のセラフィンは一緒でした。
楽の音に、うっとり寝入っております・・・。


 小さな音楽会の後は、お茶とお菓子をいただきながら、本の交換会です。

お手製のケーキを用意してきてくれたのは、チャイナペイントのAさんとSちゃん。二人とも、プロ級の腕前!(なのに、あろうことか、バタバタしていたせいもあり、写真を撮るのをすっかり忘れていました・・・。)

白い雪のようなクリームをかぶったリング型のケーキに、バナナケーキ、レモン色のゼリーが乗っかったレア・チーズケーキ! Sちゃんが紅茶のムースも持参してくれましたが、たくさんお菓子があったということで、皆さんに申し訳なかったですが、後日我が家の面々によって、美味しくたいらげられました。 

 さて、持ち寄られた20人分の本は・・・
東山魁夷の画集 京都についての本 俳句の本 駅弁漫画 錬金術の本 ターシャ・テューダー 猫の本 春の風景の写真集 落語 などなど・・・(そういえば、文学が少ない???)

いろいろ悩んで、結局私が選んだ本は、太宰治の御伽草紙より「カチカチ山」です。
今年は太宰治生誕100年ということで、彼の本が売れている中、本当はちょっと避けたかったのですが・・・。
けれど最近読んだ中で、一番イカシテル(!)と心から思える嬉しい発見が、意外にもこのカチカチ山でした。

そうと決めれば装丁の良いものを探し、運良く限定版を見つけ、届いて実際に手にしてみて、薄くて贅沢な作りにも満足。
これなら、本の好きな人はもちろん、そうでない人も、短いので読んでもらえそうな気がしたのです。

このカチカチ山は、兎は16歳の少女。一方狸は、37歳(自称17歳)の中年男という設定。

カチカチ山といえば、香川の小学校で子供達によって行われた「カチカチ山裁判」では、あまりに残忍すぎるということで、兎に懲役9年が下されましたが、このカチカチ山を読んでみると、「兎はやっぱり無罪!」と思うのは、決して私だけでは無いはず!
なお、最初に準備していて結局お蔵入りになったのは、寺山修二の本でした。個人的には大好きなんですけど・・・。

そして私のカチカチ山は、ユリユリさんへ・・・ユリユリさん、ごめんなさい(恥)。

私には、娘より小川洋子の「夜明けの縁をさ迷う人々」が当たりました。
図書委員の娘は、学校の図書便りに、よく小川洋子の本を紹介しています。私も何冊か借りて読んだことはありますが、基本的に最近流行の本はあまり買わないので、珍しい本が本棚に加わりました!

他にも、たまたまパートナーが批評を書いたピアノ関係の本などを持って来られた方もあって、そこここで話題が膨らみ、お互いに当たったものを見せあったり、「ふふ、やはり、本の交換はいいなぁ~」と私はとても嬉しかったです。

1年に一度、誰かの為に本を選ぶ・・・それもいいじゃないですか!(と、勝手に満足。)

それにしても、それぞれに皆さん、時々席を代わりつつ、いろんな方と会話を楽しまれたのではないかな、と家族で振り返っていました。
準備は大変でしたが、今年も無事終わり、ホッとしています。

そして、何よりも我が家にお集まりいただいた皆さんに感謝しつつ、メリークリスマス!!


12/22/2009

2009・クリスマス会・その2


 2時から始まったクリスマス会ですが、おしゃべりしていると、2,3時間はいつもあっという間です。

今年は5時から2部の音楽会の予定でしたが、いろいろ遅れて、6時から場所を2階に移して開始。


お客さま



オープニングは、娘とパートナーで、チャイコフスキーのくるみ割り人形連弾。
ほとんど練習していなかったので、本番前に急いで合わせました(汗)。



娘のラヴェル「水の戯れ」


日本酒ソムリエのAさん
謡 「鶴亀」



唄 W氏 伴奏パートナー
エンリコ・マシアス 「消え去りし友」


クラリネット Yちゃん 伴奏 パートナー
H. ラボ:試験用独奏曲


Nさん
 F. リスト:パガニーニによる大エチュード集~〈鐘〉


仕舞 Iさん
「羽衣」


フルート Uさん ピアノ M先生
F. プーランク:フルート・ソナタ

 学生もプロも入り混じり、素敵な夕べとなりました。
中でも今年初めての演目である謡曲が、会場の雰囲気をピリッと締め、クラシック音楽の中でも違和感なく楽しめました。
フルート奏者のUさんは、来年12月、大阪フェニックスホールでのリサイタルが決定しているそうです。伴奏は、ご一緒のM先生。楽しみですね!

 その3へつづく

12/21/2009

2009・クリスマス会・その1


今年もクリスマス会が、無事終わりました。

2時から始まり、終了は9時。遠くは名古屋からのご参加もあり、帰宅されたのは日付が変わってからとなってしまったのでは無いでしょうか・・・。

いろんな分野の方が集まり、楽しくおしゃべりして、音楽を楽しむことが出来、私達もとても楽しかった一日。

そして、我が家のすごいところ(?)は、毎回何時に終わろうと、その日のうちに全て後片付けを終えるところです。
2時間程、洗い物や椅子の片付け、テーブル移動などをして、すっかりもとの家の形に戻したあと、ゆっくりと家族だけで、クリスマス会を振り返りながら後夜祭をするのも、楽しみの一つだったりします。


今年は総勢20名。料理のテーブルです。



手前シュトーレンは、チャイナペイントのAさんがお持ち下さいました。
お菓子やパンの腕前もプロ級!



お客さまが見える前の状態。
椅子20人分、2階からも2つ下ろして・・・。


お客さまの顔ぶれをご紹介。

おなじみの縮緬作家のW氏 
謡とお茶の先生をされているIさん 
私の中学からの友人Sちゃんと日本酒通のご主人(パートナーの最初の大学での先輩でもあります)、Sちゃんのお母様 
チャイナペイントの先生のAさん 
滋賀のガーデナーユリユリさんと大学教授のご主人さま 
三重からいらした画家のFさん、同窓の画家のBさんとKさん
娘の先生でピアニストのM先生 
フルート奏者のUさん 
今春、関西フィルとも共演されたピアニストのNさん 
京都の酒案内人のAさん 
娘のクラスメートでクラリネット専攻のYちゃん 
そして、母と私と娘とパートナー 以上20名。

その2へ続きます。

12/18/2009

One Skein Cashmere Ruff


昼間は最早カウント・ダウン状態になって来た、クリスマスの準備。
そして夜は、相変わらず編み物を楽しんでいます。

昨夜、この小さなネックウォーマーが編み上がりました。
One Skein Cashmere Ruff
その名の通り、カシミア毛糸1玉で編み上がるはずのこのウォーマーは
選んだ糸の巻きが短かったので、私は2玉目をだいぶ残して出来上がり。

上下のフリルは、こまめな引き返し編みによるもので、
32段一模様。
難しくはないけれど、この一模様のスパンが思いがけず長いので、
ずっとパターンと首っ引きでした。

娘に見せると、一言

ザビエル!


リボンも、十分結べます。

丸首のグレーのカシミアセーターに合わせるために、
赤のラメ入りの糸を選びました。
材料費、¥1000弱!

解体図?


近所のボス猫

いつも、両目の下に、3本ずつくらいの引っかき傷をつけていますが
今日はまだ綺麗でした。
ふと気が付いたら、
我が家の前庭で日向ぼっこ。

12/17/2009

本に迷う



 今さら・・・という感じですが・・・
先日クリスマスの交換の為に購入した本、よくよく考えてみると、私がその作家の本を出すのは3回目!
いくら好きって言っても、ちょっと頻度が高過ぎるかなぁ・・・と悩み出したのが昨日の深夜。(これでは、送り主をあてっこするのに、すぐに私だとバレてしまう・・・。)

まだ間に合う!と、パソコンであれこれ本を探すのですが、なにせ、趣味の幅が狭いものですから、新しい「これ!」という本も見つからず・・・。

しかも、やはり自分がちゃんと読んだものを心からおススメしたい気持ちがあって、終いには自分の本棚の前で、あれでもない、これでもないと迷う始末。

「普段、自分が選ばない本をもらうというのも、面白い試み」という趣旨で始めたこの本の交換、今年で8,9回目くらいになるでしょうか?(それ以前は、ハンカチを交換していました。)
毒にも薬にもならない本よりも、いっそ毒を!!と、趣味に走る年と、それが当たった人の反応を目の当たりにして、ちょっと萎れて無難な一冊を包む年と・・・だいたい交互に来るわけです(恥)。
そして、今年は毒の年(忍び笑)! 
なのに、いざとなると本が決まらないなんて・・・!!

一夜明けた今日、なんとか選んで注文。明日には届くことでしょう。
どんなものを選んだかは、クリスマス会が終わってから・・・

  ・・・?

先日買った本はどうなるかって? もちろん、私の本棚の新顔に!





 ブリュが無事お嫁入りして、新しい持ち主さまから、嬉しいメールが届きました。

 「 なんだかブリュちゃんを見つめると自然に微笑んでしまいます。
 こんなに幸福な気持ちになったのは久しぶりです。」

私も、幸せな気持ちになりました。
Aさま、ありがとうございました。

そして、一番上の画像のブリュ。
なぜか、見る度に
「ナット・クラッカー(くるみ割り人形)」を連想させます。

クリスマスの小さな音楽会では、
オープニングに娘とパートナーがくるみ割り人形を連弾いたします♪

12/16/2009

椅子の張替え


以前、アンティーク家具屋で○千円で買った椅子。
やっと重い腰をあげて、張替えることにしました。


座面をパカッと外して、新しい布を張り、裏はタッカーを使って留めます。



ちょっとだけ、周囲にブレードを・・・。



なんとも簡単に出来上がり。
ちょっと皺がよってるなんて、言いっこナシよ!



数年前に、二階リビングの椅子の張替えもしました。
セラフィンが座っているのが張替え前。
ブルーの方が、張替え後。


テーブルクロスと同じで、簡単に出来る模様替えです。
椅子の形態にもよりますが、
古い椅子にはこんなふうに、素人でも手軽に張替え可能なものが多いものです。
年末に、気分一新いかがでしょう?(暮らしの手帖風)

ちなみに今朝張り替えた椅子は、母のパソコン用。