6/07/2022

明治の着物と、オオルリ流星群 (追記あり)

 
 
 
 
お知り合いの方より、お祖母様のものだったという 羽織をいただきました。
開けてみると、多分着用されなかったのでしょうね、
状態がとても良いのです。
 
羽織というよりも、まるで着物のような・・・ 
淡い芍薬(牡丹?)と梅の柄が、紫にほわっと浮き上がって
品のある華やかさ。
 
 ちょうど母世代の方なので、そのお祖母様となると明治のものなんだろうな。
 大事にしまっておかれたものが、私の手元にやってきて。
 
有難いことです。 



 

 
 
 

 
 
 
 
 裏地は柿と栗!
 
昔のデザインは本当にモダンですよね。 
裏地や八掛は、赤でなくオレンジ系を合わせるのが好きなので
これも余すところなく使えそう・・・ 

八掛も、共八掛出来そうだわ。
 
 
 
  
 
 
 
 羽織の下には、道行が入っていました。
これも状態が良く、同じく袖を通していないものなのではないかしら。 

無地の着物を縫ったら、帯次第でいろいろと変化がありそうですね。
 

 
 
 
 
 
 
 お知り合いの方に勧められたこの本。
「オオルリ流星群」 

作者の伊予原 新さんが、ご友人の息子さんなのだそうで、
是非読んでみて下さいとのこと。
 
図書館に予約したものが
3か月かかってやっと順番がまわってきました。
 
 
 

 
 
 本は好きなのですが新しい小説を読むことがほとんど無く、
今回は貴重な機会でした。
 
読み始めるとするすると話に引き込まれ・・・
 
それぞれの登場人物に抵抗なく感情移入し
過ぎ去った青春の頃と、現在の空気感の違いの寂しさを共に味わいました。
もちろん、ストーリーはそれだけではなく
それぞれに乗り越えようとする、明るい兆しに包まれ終わりを迎えます。
 
 天文台とまでには行きませんが、
ちょっとプラネタリウムに出かけたくなりました。
 
Nさま、素敵な書物との出会い、どうもありがとうございました!
 
 
 <追記>
 
なんと、作者の伊予原新さんのお母さまが、展覧会に来て下さっていました。
私は残念ながら
お話出来ていなくて・・・
母が少しお話させていただいていたにも関わらず、
「伊予原さんのご友人」と勘違いしていただんだそうな・・・全く!
 
大変失礼いたしました。
お詫び申し上げます(-_-;)