祇園祭も宵山。
そうだそうだ、お稚児さんの額を飾ろう!
これは4年前、まさにコロナの閉塞感で爆発しそうな頃に
ひとめ惚れした祇園のお稚児さん。
亘氏も気に入っておられたご様子なのに、
我が家になら・・・とお譲り下さり、今があります。
やっぱり、なんともいえず好きだわ・・・。
着物の袂を彩るのは、美しい半襟の刺繍。
この作品は、 三宅鳳白の「稚児の図」を押し絵に再現したいと
構想を練られていたもの。
やっとイメージに合う牡丹の刺繍の半襟を見つけられ、仕上げられたのだそうです。
絵画とはまた違う、亘氏らしい世界感溢れる作品に生まれ変わりました。
私はこの子の、利発そうにきゅっと結んだ口元や
優しいけれど強い意志を感じさせる瞳が大好きです。
やはり我が家に来てくれて、本当に良かった。
三宅鳳白 「稚児の図」 |
関西人なのに、祇園祭りなどの人混みは苦手な人種なので
家の中で京都のコンチキチンを楽しんでいます・・・。
*
今日は先代犬のセラフィンの命日でした。
あれから10年経ったのだけど、
最後の日のことは未だに思い出すのが辛い。
今日も、10年前の今頃は・・・と考えてしまうと
胸が張り裂けそうになります。
旅立ってしまってしばらくは、夢に現れたり
空に雲の形になって会いに来てくれたり、
その度に涙がいっぱい出たけれど、
最近は「もう、大丈夫!」と思っているのか
ごく稀にしか現れてくれません。
シャロが心の隙間を埋めてくれたのを、遠くから見てくれているんだろうな。
でもやっぱり、時々涙が出るんだよ、ふいちゃん!