河井寛次郎邸の母屋から出ると、京都らしいお庭が広がっています。
左手に中庭を眺めながら、渡り廊下を進みます。
すると、井戸が。
そのすぐ隣には小間があり、こじんまりとしながらも
なんとも落ち着いた風情。
床もこっていますね。
このすぐ隣に窯があるので、炊いている間に
ここでゆっくりしたのかな・・・と想像しながら。
この部屋、冬場はかなり寒かったと思います。
そして、はじめ人間ギャートルズに出てきそうな窯(笑)。
これは素焼き窯です。
「そうか、これに導かれてきたのかもしれない・・・。」
窯をやるものの端くれとして、この時初めて、ハタと気付きました。
私みたいに電気窯を使っているものにとっては、薪で調節するなんて考えられない!
全くすごいことです。
陶房から素焼き窯を臨む。
そして、陶房です。
あぁ、こういう造りだったなぁ~ と、
加賀の橋本薫さんの陶房を見せていただいた時のことを
思い出しました。
職人の仕事場というのは、本当に美しい。
陶房の奥は、本焼き用の登り窯がありました。
とても大きな規模で、近隣の陶工たちと共同で使っていたそうです。
寛次郎が亡くなったのが昭和41年、76歳の時。
その後、大気汚染防止法の規制により、
5年後の昭和46年に閉窯されたそうです。
こんなに大きな窯なので、煙いっぱい出てたんでしょうね~。
登り窯の周りを一周してみました。
(しかし、誰の監視も無しで、こんなに自由にみられるなんて・・・!)
ちょっとどこかの国に来たみたいな・・・
人が住んでいそう。
印象的な石(タイル?)。
上まで登って、反対から降りてきた景色。
あちこちに神様が祀ってあります。
窯炊きの度に、手を合わせられたんだろうな・・・
(いや、毎日かな。)
いろいろと、忘れていた大事なことを
思い起こさせられます。
藤棚がありました。
この花が咲く頃に、また来たいものです。
いや、四季折々の姿を見たいと思わせる、素晴らしい場所でした。
まだ、番外編があるんです・・・