先月22日に窯技師さんにマイコンを交換してもらってから、
今日まで12日間。
やっとここまで近付いてきた・・・。
トレイの上の、ずらりと並んだ右端の肌色の手が、正しい焼き具合。
その隣が、今朝焼けたものです。
温度や時間、鋳込み後の乾燥時間まで変えて調整きてきたけれど
あともう少し。
初めて我が家に窯を買い、
わけも分からず焼き始めた頃のことを思い出したりして。
聞ける人なんて、誰もいなかったから。
この粘土、本来ならば1200度でちょうどよく焼けるんです。
私の窯はそれでは温度が高過ぎて表面に膨れが出るので
いつも1186度で焼いていました。
マイコン交換後、その通りに焼いたら、
下の画像一番右のようにひと回り大きいうえ、色も白くて・・・
技師さんが「設定温度が低すぎるんちゃう?」との言葉にそうだと思ったんです。
それで収縮率が低かったのかも、と。
次は1200度で焼いてみても、状況は変わらず。
いろいろやってみて、実は逆に温度が高すぎるのではないか!?
という考えが浮かびました。
大きいのは収縮が足りないのではなく、
一度収縮した後に焼き過ぎて、へたったのではないかと・・・。
それから温度をどんどん下げて行って、昨日は1145度設定。
それでもまだ、色がとんでしまっているし、大きい。
今日の窯は、思い切って1100度。
まだ微調整は必要ですが、やっとゴールが見えてきました・・・。
最初に焼いたものと、正しいものとの差はこんなに・・・。
窯の不具合のせいで、まだお待ちいただいている人形が一体。
その後もオーダーが二体とオーダードレスに、来年用の人形制作も・・・
窯にはそれぞれに癖があり、マニュアル通りには行きませんが
マイコンが変わっただけで、こんなに手こずるとは!!
良い勉強をしました^^;