1/03/2021

やっとここまできた



先月22日に窯技師さんにマイコンを交換してもらってから、
今日まで12日間。
 
やっとここまで近付いてきた・・・。
 
トレイの上の、ずらりと並んだ右端の肌色の手が、正しい焼き具合。
その隣が、今朝焼けたものです。
温度や時間、鋳込み後の乾燥時間まで変えて調整きてきたけれど
あともう少し。
 
初めて我が家に窯を買い、
わけも分からず焼き始めた頃のことを思い出したりして。
聞ける人なんて、誰もいなかったから。




この粘土、本来ならば1200度でちょうどよく焼けるんです。
 
私の窯はそれでは温度が高過ぎて表面に膨れが出るので
いつも1186度で焼いていました。 

マイコン交換後、その通りに焼いたら、
下の画像一番右のようにひと回り大きいうえ、色も白くて・・・
 
技師さんが「設定温度が低すぎるんちゃう?」との言葉にそうだと思ったんです。
それで収縮率が低かったのかも、と。
次は1200度で焼いてみても、状況は変わらず。
 
いろいろやってみて、実は逆に温度が高すぎるのではないか!?
という考えが浮かびました。
大きいのは収縮が足りないのではなく、
一度収縮した後に焼き過ぎて、へたったのではないかと・・・。 

それから温度をどんどん下げて行って、昨日は1145度設定。
それでもまだ、色がとんでしまっているし、大きい。
 
 今日の窯は、思い切って1100度。
まだ微調整は必要ですが、やっとゴールが見えてきました・・・。





最初に焼いたものと、正しいものとの差はこんなに・・・。


 

 
 
窯の不具合のせいで、まだお待ちいただいている人形が一体。
 その後もオーダーが二体とオーダードレスに、来年用の人形制作も・・・
 
窯にはそれぞれに癖があり、マニュアル通りには行きませんが
マイコンが変わっただけで、こんなに手こずるとは!!
 
良い勉強をしました^^;