1/08/2021

中井英夫


 
 
 誕生日ということで、いろいろと贈り物をもらいました。
 何度かに分けて、ゆっくりと記していきたいと思います。 

まずは、パートナーからの中井英夫本二冊。
黄泉戸喫(よもつへぐい)は、未刊行の短編を集めたもので、
タイトルの黄泉戸喫に関しては、「これだけは絶対に出すな!」と
著者が血相を変えたといういわく付きのもの。

けれど最後には病床にて刊行を許したのだそうで、
ちょっと心して読みたい・・・と考えております。
 
 
 
 
 もう一冊は、1969年(私が生まれる前年ですね)刊行の作品集。
装丁は武満徹なんです。
 
そして、三一書房!
 
 この古い書物に収められた「虚無への供物」を「黄泉戸喫」の少々長い前奏曲として、
久しぶりに昨夜から読んでいます。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
↓ 扉には、このような写真と文章が!
中井英夫は犬派だったんですね~しかも、エアデールテリアがお好み^^
写真は愛犬のローラ嬢。
 
スコッチテリアのことを「黒い角毛虫」などと呼んでいるところは
ムッとしちゃったけど。 
 

 
 
早速、ケンネル殺人事件を買わなければ・・・
 
 
 
 
 パートナーと知り合った頃、初めて貸した本が「ドグラマグラ」で、
次が確か「虚無への供物」でした(苦笑)。 
 
好きな本は、時代や装丁を変えて
何冊持っていても嬉しい。

 ↓私の「虚無への供物」。
 
 

 
 
 
 
さて、51才の誕生日に、思うこと。
年齢を重ねるのは皆平等だけど、いかに一年を生きるかはそれぞれの生き方次第。
 
今年も変わらず頑張るつもりです。
そうでないと、来年春の展覧会が出来ませんからね^^;
 
まず一番に楽しみながら、私らしい人形を作って行きます。
そう、人形作りは楽しい。
変わらぬその気持に感謝しながら・・・。