4/08/2024

大阪倶楽部での演奏会

 
 
 
 なんやかやとバタバタしており、
展覧会中に大阪倶楽部での演奏会にご招待いただいたことを
まだ書けずにおりました。
 
母の刺繍で(勝手に)ぐっと身近な存在になったこの重要文化財、
今までなかなか入る機会が無かったのです。
それが会期中に、たまたま中野慶理先生からお誘いいただいたことは
奇跡のような話でした・・・。
 
 
どきどきして扉を開けると、
倶楽部の会員さんを守るとされている邪鬼が・・・!






演奏会に来られた方で混雑していたため、
ちょっとしか撮れませんでしたが、
床は白黒のチェッカー模様。
 
 

 
 
 
 
 
 会員専用のお部屋にあるビリヤード台は、
大山崎山荘当主だった加賀正太郎が100年前に贈ったものなんだそう。
 
先日大山崎山荘に出かけた際に、資料に「大阪倶楽部」の文字が多数あり、
当時の財界人は皆、この倶楽部に通っていたのだなぁ~としみじみ。
 
 
 
 

 
 
 
 天井にはレリーフがありました。
 

 
 
 この夜に催された演奏会は、素晴らしいものでした・・・。
 
ちょうど疲れていた身体に、中野先生のピアノの音色が染みわたり、
 ファンタジーの世界を彷徨っているような・・・
とても不思議な体験だったのです。
 
 


 
 
 
 また、通常の演奏会とは違い、中野先生の曲目解説も楽しくて。
曲の合間には笑い声も起こる、なんともアットホームな夕べ。
 
奥さまにいたっては、演奏会前のお忙しい中ギャラリーにお越し下さり、
丁寧に作品をご覧くださいました。
 
いつも過分なお心遣いをいただくばかりで、
何もお返しできずに甘えるだけなのが、申し訳なくて(-_-;)。
 
 
 中野先生は大学を退任されたので、これからは音楽三昧の日々を送られるとのこと。
音楽を追求される欲望の泉は枯れることがないのですね^^
素晴らしいことです。
 
 
今思い返しても、この夜のことは夢の中の出来事のようで、
不思議な感じがします。
 
素晴らしい建物と音楽、両方の魔法にかかったとしか思えません。