人形がご縁でお知り合いになったたくさんの方達と、
本当に長く良いお付き合いをさせていただいています。
Uさまとも、確かもう7年。
メールの文章を通して感じられるお人柄に、
もしもクラスメートならば、きっと仲良くなれただろうな、と勝手に想像^^
(私よりもお若い方なのですが!)
お仕事柄、今年はお忙しかったことと思います。
そんな中、「矢倉家のクリスマスの本の交換会に参加した気分で!」と、
本を二冊お贈り下さいました。
嬉しい!
まずは絵本です。
「わたしのおふね マギーB」
小さなマギーが、夢で願った船の生活の一日。
楽しいこと、嵐の怖さ、それを乗り越えた安堵の夜まで描かれています。
最後のページをめくっても、夢は醒めないまま。
小さなマギーはとても賢く働き者でもあって、
夕食のために海からスズキと海老を網でとってスープにするのですが
Uさん、このブログで以前記したブイヤベースを思い出して下さったのだそう^^
私も本の中の料理のシーン、大好きなんですよね^^
弟の面倒を見ながら、立派に船での暮らしをやりおおせるマギー!
なんて肝っ玉の据わった少女なのでしょうか。
もう一冊は、クラフト・エヴィング商會の吉田篤弘氏と
挿絵はフジモトマサル氏 の「と、いうはなし」。
クラフト・エヴィング商會の本は何冊か持っています。
けれどこちらはちくま文庫で、
PR紙「ちくま」に連載されていたものなのだそう。
挿絵が最初にあり、それに物語を付けるという逆の方法で出来上がって行った本。
それがまず、面白いなと思いました。
読み進めて行くと、このお二人の組み合わせは絶妙で・・・
絵も物語も、どちらも良いのです。
便利になり過ぎた現代社会への戒めがさらっと書かれています。
そのさらっと・・・というところが、逆に胸に染みて、
本当に大事なものってなんだろうと、立ち止まって考える。
なかなかおすすめな本。
残念ながら、フジモトマサル氏は既に亡くなられていました。
このコンビでもっと読んでみたかった。
けれど他にもいろいろと著書があるようですから
図書館でまず、探してみよう。
*
およそ25年前のクリスマスの写真が出てきましたよ。
娘はまだ幼稚園年長さん。
双眼鏡で見慣れぬ景色を眺めています。
あの頃は飛行機平気だったんだけどな・・・
今は国内ですら、なるべく乗りたくない。
今日は一日鋳込み作業を。
窯はひと休み。
じっくり作戦を練っています・・・。