9/12/2023

夢の一夜!

 
 
 
 昨夜は大阪のいずみホールにて
とても楽しみにしていた中野慶理先生の演奏会がありました。
 
 私のようなものまでご招待いただき、有り難き気持ちと
なんとも申し訳ない気持ちと・・・
そう言いつつも、心から楽しみに指折り待っていたのです。

18時の開場と共にホールに入ると、改めていずみホールの美しさに感じ入りました。
何度も来たことがあるのに、不思議なものですね。
 
 
 
 
 
二年前にも同じいずみホールにて開かれた中野先生のリサイタルは、
事情があり八年間演奏会から遠ざかっていた私にとって
とても大きな契機となりました。 
それ以降、少しずつまた演奏会に出かけられるようになって。
今でもあの時のことは忘れられません。

 
今回のプログラムは、前半はショパン。
 
一曲目に大好きな舟歌があり、まさにゴンドラに揺られながら、
きらめく水しぶきを音色に感じつつ、すっかり心を奪われ・・・
あっという間に前半最後の幻想ポロネーズまで聞き惚れていました。
 
ここまで美しい音色を紡ぎだされるのに
どれだけ音楽と対峙されてきたのだろうと、感動。
 
後半のドビュッシーも、普段気が付かない音の存在にハッとしたり
時には竪琴のような音色に聴き入ったり。
先生が記して下さったプログラムノートが楽しくて、
私のようにクラシックにあまり詳しくない人間にとっては
音楽がぐっと身近に感じられました。

 

 
 
 
アンコールも三曲。
お疲れでいらっしゃっただろうに、お人柄が感じられます。
観客を十二分に満足させて下さった夜。
 
私はとにかく、ずっと夢見心地だったなぁ・・・。
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 昨日は日中降っていた雨も、演奏会前には止み
初秋にふさわしい調べに包まれました。
 
良い音楽は、身体を浄化してくれます。
夏の疲れからも日常の煩雑さからも解き放たれて
身体に新たな活力が沸き起こるような・・・ 幸せな夜。
 
 なんとも贅沢な夜でした。
心より感謝いたします。