4/18/2023

曾根崎心中

 
 
 昨夜は文楽へ。
 
親しくさせていただいているSさんご夫妻が愛知よりこの日に来られるということで、
ならば私たちもと出かけて参りました。
 
母と私はご夫妻のご厚意で、三度文楽を経験しています。
今回は事前に予習をしての、パートナー初参加。
 演目は近松門左衛門三百回忌の曾根崎心中。 

文楽はもちろんですが、Sさんご夫妻と短時間でもお会いできるのを楽しみに!
 
 
 
 
 
 Sさんご夫妻は竹本三輪太夫さんと長く親しくされています。
今回は三輪大夫さんがはじめに演じられるとのこと。
御年76歳、そして現役でいらっしゃるなんて素晴らしい。
若いころからずっと修行され、今があるのですね。
 
私も生涯現役で作っていられるだろうか?
 
三輪大夫さんの美声に聞き惚れながら、そんなことを考えていました。
 
 天満屋の段では呂勢太夫さん。
心中ものでは心中天網島がよく上演されるそうで(私も初めての文楽で・・・)、
有名な曾根崎心中は滅多に上演されないということ。



 
 
 
 一方、お初の人形を操るのは人間国宝の桐竹勘十郎さん。
先日の檀浦兜軍記の阿古屋琴責の段でも出演なさっていました。
 
昨夜はお初が心中するシーンで、泣きそうになってしまった私。
一方母は、心中のシーンの長さに「ええいっ、はよ刺し!」と思っていたそう^^;
ハハハ・・・😓
 
 なぜか昨夜の演目は、今まで見た中で一番胸に迫るものがありました。
今日はその余韻に浸りつつ・・・。
 

 
 
 
 そうそう、Sさんご夫妻は元々大阪にお住まいだったのですが
その頃留学生のお世話も長くされていました。

20年前に留学生さんを文楽に連れて行かれた際、
こんな冊子が配られていたのだと、一冊いただきました。

中は漫画仕立てになっており、大人にもいい!
 
 

 
 
 

 
 
 
 このような冊子を今も配布されていたら、
文楽も更に盛り上がるのではないかしら。
 
外人さんもたくさん来られていました。
英語のイヤホンガイドで臨んでいらっしゃるのかな。
 
 
 

 
 
 さて、文楽初体験のパートナーは大喜び!
また行きたいと言うので、友の会からの次のパンフレットが楽しみです。
 
そしてSさんご夫妻との再会も嬉しい夜でした。
いつも本当にどうもありがとうございます😊