11/17/2021

やさい暦 暁

 

 
 こちらの美しい器、Sさんご夫妻からいただいたもののひとつ。
 多治見での夜にお連れ下さった場所に、この器の秘密があるんです。
 
今日は予約の取れないお店、やさい暦・暁さんのことを・・・。
 
 暁さんは、Sさんのお嬢さんの学生時代のご友人である店主の暁子さんが
ワンオペで切り盛りされるお料理屋さん。
ですから、一度に接客できる人数も限られているようで、
今回の旅の日程も、Sさんご夫妻がまず暁さんに予約の取れた日を基準に
様々なプランを立てて下さったほどです!

 敷地内には畑もあり、素材にこだわった丁寧な味で評判のお店。
とても楽しみにしておりました。
 
 
 
 
 
 
 暁さんは、広いご自宅の敷地の奥に現れました。
 
寒冷紗のかかった畑がすぐ前に・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 カウンターが七つ並んだ店内は、目の前が厨房で
清潔感溢れてスッキリとしています。
 
店主さんは明るくはきはきとした方。
最後まで細やかな気配りにユーモアを交え、
タイミングよく料理を出して下さいました。

この夜は、Sさんご夫妻のご友人であるNさんご夫妻もご一緒に・・・
旦那様は焼き物、奥さまはデザインのお仕事をされていて、
なんとペットのワンちゃんがうちのシャーロットと同じ年・誕生日なのです。
・・・すごい偶然ですよね!
 
ゆったりとした雰囲気で、お話や料理を楽しませていただきました。
 
 
 
 最初はさつまいものスープ。
温かくねっとりとして、まずはお腹が落ち着きます。
 
 
  
 
 
 エノキダケをオーブンで二時間(だったかな…?)焼いて、
栗おこわにのせてあります。
そうやることで、出汁がよく浸みるのだそう。
 
むかごも添えてあり、秋らしい一品。
 
 

 
 
 これは、確かバターナッツを使った椀物。
白いキノコが珍しく、コントラストが美しいですね。
 
 





こちらも、おからであったり和え物であったり、
京料理のように小さな宝物を盛り付けた嬉しいお料理。








魚の焼き物にも、いろんな野菜が隠れています。
パートナーは白子に大喜びでした。






 
肉料理はイチボの焼いたものに、椎茸のソースがかかっています。
これが珍しく、またとても美味でした。
 
こちらのお皿は、Sさんご夫妻がお店に差し上げたものなんだそう。
母曰く、「これだけテイストが違うと思った(笑) 」。
ずっと渋めのお皿だったので、この一皿が華やかでアクセントになり
とてもいいと感じました。
まさに、お肉にぴったりです。
(そしてその大事なお皿を、一枚残っていたからとご夫妻がプレゼントして下さったのでした。こんな良い旅の記念、なかなかありませんよね。)



 
 
 
 箸休めに、胡麻豆腐の中に生の落花生を忍ばせたもの。
ほんの少しの辛子がよく利いていました。






最後は舞茸ご飯。
ここで、我が家のレシピは、舞茸が多すぎることにハタと気付く。
そうだ、2パックでなく1パックの方がバランスがいいんだ・・・。
欲張りすぎることが美味しさに繋がるわけではありませんね(-_-;)

実際はもっとたくさんよそって下さいます。
私はお腹パンパンだったので、そのようにお願いいたしました。






デザートの紅茶のパンナコッタと林檎のアイスクリーム。
林檎のアイスクリームは、素材そのものの味が際立っていて
これまたシャリシャリとした食感と共に、とても美味しかった・・・!

ご馳走様でした。




楽しく満たされた時間は、気付いた時には8時を過ぎていて、
朝からお付き合いいただいていたSさんご夫妻は
それから犬山の宿までまたお送り下さって・・・。
 
申し訳ない気持ちと有難い気持ちでいっぱいになりながらも、
次の日も、朝からお世話になることになっているのでした。
もう、バチが当たりそうです。

つづく