昨年から楽しみにしていた、分離派建築会100年展へ
京都まで出かけて参りました。
コロナ禍でなくてもこの展示は空いているだろうと思っていましたが
まさにその通り。
久しぶりの国立近代美術館です。
9時に家を出て、10時過ぎに到着。
青空がすきっと冴えて、素晴らしいお天気でした。
古い建築物が大好きで、近代建築は特に惹かれる・・・。
このような展示は珍しいので、どんなふうになるのだろうと思っていましたが、
美しい建築というのは、実物を目にしていなくても
図面だけでも胸が高鳴りました。
現存していないものがほとんどですから、「〇〇年焼失」との言葉を見ると
今度は胸がぎゅっと締め付けられる・・・
この、高鳴りと締め付けの繰り返し(苦笑)。
・・・こんな気持ちは久しぶりでした。
強固なはずの建築が、時代の中でほぼ全て消滅してしまった切なさといったら。
迷わず買って帰った図録。
ゆっくりと読み返したい。
展示目録も、大判で凝った作りでした。
大抵処分しますが、これは捨てずに置いておこう。
会場にはいくつか建築の立体模型も置かれています。
360度の角度から、おとす影の美しさにも魅せられつつ
住人になったつもりで眺めるのも楽しかった。
もう、久しぶりにワクワクしていました。
今回の展示はとても盛沢山で、全部見終わるのに1時間半くらいかかりました。
濃い展示だった・・・
今日はよく眠れそうです。