誕生日にもらった詩画集です。「プラテーロとわたし」。
ノーベル文学賞を受賞したスペインの詩人ヒメネスの詩を
メゾソプラノの波多野睦美さんが訳したもの。
それぞれの詩に合わせた銅版画は山本容子さんが。
事前に図書館で借りてみて、気に入ったんだとパートナー。
タイトルにあるプラテーロとは、ヒメネスのロバの名前。
ロバというのはなんとなく、
伏目がちで寂しい、道化のようなイメージが・・・。
もちろん、そこには純真さもあります。
ヒメネスにとってのプラテーロは、ロバというよりも同志のよう。
こよなく愛していたことが、詩にあふれています。
故郷での静養中に、いつもプラテーロの背に乗っていたのだそう。
そんな様子が、贅沢に28の銅版画で表されていました。
こちらは「結核の娘」 という詩と、添えられた銅版画。↓
詩の中に、よく登場するアイリスは、きっとお気に入りの花だったのでしょう。
最後にプラテーロが毒にあたって死んでしまうシーンでも、
その墓の上あるのは黄色いアイリスでした。
プラテーロが愛犬に重なるのですよね。ペットがいる人ならそうでしょうが。
だから、いっそういとおしくなる。
山本容子さんの作品、好きです。
この詩集の色彩も温かみがあり、いい感じ。
自分で選ぶ本も楽しいですが、もらった本というのはいつも興味深い。
いろいろ発見があります。