ウィッグの材料が届くまで、一緒に焼き上げていたブリュを組み立てていました。
手持ちのモヘアのウィッグを合わせてみると、
シャーリー・テンプルのよう。
底抜けの明るさはありませんが!
古いシネマの女優さんのヘアスタイルですね。
先日、NHKの海外ドキュメンタリーで見て印象に残ったシーン。
子供が欲しい40代のデンマーク女性が、人工授精の為に選ぶ精子の条件を
カタログを見るようにチェックしていく場面があったのですが、
目の色は重要ではなく、髪の色は重要だと呟いていました。
なんとなく、髪のようにきままに染められない目の色の方が
重要視されるのではと思っていたのですが・・・!
人形を作る時、目の色はすごく大事で、
選ぶ時は、一番気分が高揚するのです。
例えばこの子の目、
縞の入ったグリーンの瞳と、この深いブルーとで悩んだのだけれども、
色では互角だったので 選んだのは、目の反りの形により合った方。
ハンドメイドの目はひとつひとつ微妙に違うことが魅力ですが、、
削った目の形に合わせるのに、今回のように難しい時もある・・・。
帽子を変えてみました。
違う表情になります。
明るい茶の髪にしてみると、また違う子になりますね。
どの組み合わせが、一番この子の個性を引き出すか・・・
それだけを考えて、作業を進めます。