二月より、伝統工芸としての市松人形を寺沢京秀先生に習い始め、
昨日は4回目のお稽古でした。
もう少し顔に手を入れることになり、下塗りは出来ませんでしたが、
ボディのジョイント部分を細かく修正。
それだけで十分、一日が過ぎます・・・。
首とボディの受け部分を削り、合わせてみると人形の雰囲気が出てきました。
この姿を見て可愛いと思える人は少ないかもしれない・・・^^;
私はもう、愛しくて仕方ないくらい(笑)。
京秀先生のお人形は、頭は大きめなんです。
私の作る西洋の人形のバランスとは真逆。
そこもまた、面白くて。
こちらは三つ折れ人形。
自立も自座も出来るよう、調整に時間がかかります。
今までにやったことのないような作業に興味津々。
この子は目が少し大きいということで、確かにそうだわ。
もうちょっと小さくしてみよう。
土台の桐塑が足りない部分には、こうやって木を入れるんです。
こういうのを、先生は小刀で軽々と教えて下さる。
「わ~、こうやるんだ!」と、いつも目から鱗!
若い頃は30年、歴史ある工房で修行された先生。
瑞観や郷陽など、数々の名工のエピソードがお稽古中に聞けるのも嬉しい。
それって、ここで私だけが聞くには勿体ない!
また、そんな名工たちの作品の修復もたくさんされています。
下は先生が修復され、美術館所蔵の平田郷陽の作品。
答礼人形の修復もされたとお聞きして、ビックリ。
ちょうど今、答礼人形の本を読んでいたので。
先生の技術は、こういった貴重な体験からも培われたんだ・・・。
朝10時から夕方までのお稽古には、奥さまの美味しいお昼がついています^^
(私のは小食でお願いしております。)
そしてマロくん^^
犬好きにはまた嬉しい環境。
そうそう、たまにしか会えないけれど、猫ちゃんも二匹いるのです。
先生や奥様とのお喋りも楽しく、毎月元気に通っております。