市松人形を抱いた外人さんのポートレート。
なで肩で小柄だからか、市松さんがよく合っていて好きな写真なのです。
さて、この外人さんは誰だか分かりますか?
ヒントはやはり、小柄というところかな。
正解は、この絵の作者。
フランスの画家 トゥールーズ・ロートレックです。
退廃的な雰囲気の中に、
そこに住まう人々の活気が感じられる素晴らしい作品をたくさん遺しました。
感性の鋭い人だったんだろうなぁ・・・。当たり前か。
ロートレックの作品はもちろんですが、ポートレートにも心惹かれるんです。
彼は遺伝子疾患で身体が成長せず、小柄でした。
今日のタイトルの Petit Homme(小さき男)とはロートレックのこと。
それゆえ受ける差別の経験が、
世間から後ろ指を指される踊り子や娼婦の世界を描かせたと言われています。
辛い思いをしても、ロートレックの写真の表情は穏やかなのですよね。
この下の写真は特にユーモラスで優しげで好きです。
PCのデスクトップにしたいくらい。
何故ロートレックなのか!?ということですが、特に意味は無いのですよ。
画像の整理をしていた時、フォルダから出てきたので
ちょっと使ってみました。
なんとなく調べてみると、来年秋に三菱一号美術館にて
ルドンやロートレックの展示があるのだそう。
ここはいつも素敵な展示なので、行けるといいなぁ・・・。
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本日は昨日のドレスを仕上げ、靴用の皮革を裁断。
窯では、35センチの子の頭ふたつを本焼きしています。