今日は西田辺の山中能舞台まで出かけてきました。
我が家の常連のIさん、ほぼ毎年大きな演目に取り組まれています。
今回は「弱法師」。
事前にささっと予習をして、
当日はお送りいただいたセリフが印刷された用紙を見ながらの鑑賞です。
これがあるのと無いのでは大違い!
素人の私でも、涙がこぼれるシーンがいくつか・・・。
あんなにも簡素化された動きなのに、胸を打たれる不思議。
奥深い世界です。
山中能舞台はこじんまりとしたサイズ。
数年前にお邪魔した時は、席に余裕がありましたが
今回はぎゅうぎゅう詰め!
直前の演目が終われば、ある程度入れ替わりがあるかなと思っていたのが
ほとんど席を立つ人も無く・・・
それでも運よく座ることが出来ました。
年齢層はかなり高めです。
けれど見渡すと、熱心な中年の方も少なくありません。
Iさんが舞台に立たれなくなると、行くことも無くなるのかなと想像すると
それも残念な気がします。
普段触れることの少ない伝統芸能、
視覚にも聴覚にも独特の美しさを持つ世界、
折角橋渡ししていただいたのだから、これからも機会があればと願います。
会場では小さなお稲荷さんを二ついただきましたが、
舞台の後、お友達の皆さんと喫茶店でお喋り。
こういう時間を持てるのも、幸せなことだと思いつつ帰宅。