「ひとつ選んで下さいね。」と、
こんなに可愛らしいお細工ものをいただきました。
ひと目で美しい仕事をなさる方だと分かる出来栄え。
すみずみにわたり、仕上がりがとても綺麗で。
私はすぐに花束を抱きしめた女の子に目が行き
母はカラフルなブローチを。
これらはお別れの贈り物なんです。
長くご近所さんでした。
とても品の良いご婦人で、
縮緬細工をされていると随分前にお聞きしたことはありましたが
見せていただいたのは今日のお別れの日が初めてです。
お細工の本も、紙袋いっぱいにいただいてしまった!
何度も頁をめくられ、たくさんの作品を作られたのでしょう。
これから我が家で大切にいたします・・・。
この土地に住んで17年。
あっという間でしたが、静かな町でとても気に入っています。
我が家よりずっと長く住まわれていた方でしたから、
お別れはなんとも寂しいもの。