8/07/2019

祖母の椅子




 101歳を迎える寸前で亡くなった祖母。

愛用の椅子はパートナーが受け継ぎ使っていたのですが、
小さくて軽かった祖母とは違い、その差が倍の体重を支えてきたせいか、
定期的にパーツが緩むようになりました。

今日は木槌で叩いて、緩んだ個所をなるべくしっかりとはめ込み、
これからは私がその椅子を使うこととしました。










 祖母のものは、夏用のタオルケットも私が使わせてもらっています。
晩年は介護付きのホームでお世話になったため、マジックで大きく名前が^^;
それも愛嬌ですね。

思い出の品はどこかにしまい込まれがちですが、
こうやって使うのもいい。
日常に亡き人を、ふと感じます。
すぐにその時は過ぎ去りますが、またある時に訪れる。
その繰り返し。

写真で思い出すのとは、ちょっと違う。
もう少しやわらかな感じかな。

お~い、おばあちゃ~ん・・・!
今度は椅子も使わせてもらうよ~!

そういえばシャロも、赤いひざかけをもらったんだっけ。
あちこちに見え隠れする、祖母グッズ。






椅子に脚カバーをかぶせて愛用のキリムを置くと、
ちょっと人間ぽいですね。

座ってみると少し低いので、パソコンの椅子にしようかな。
ひじ掛けに腕を置くのが、なんだか楽しみなのです。