昨日はリクエストをいただき、この子をデジカメで撮影しました。
カメラを出していざ・・・という時に突然黒雲に空が覆われ、
上手く撮れるか心配しながら。
髪や衣装の色により、とてもよく写る子もいれば難しい子もあり、
この子は後者なんです・・・。
ですから今まで撮りためたはずの画像もボツばかりでほとんど無くて。
いつも残念に思っていました。
とても魅力的な子なのにな・・・と。
けれど必ずどこかに赤い糸の端っこを握って下さる方があるんです。
作り手として、心から嬉しいこと。
なんと言ったらいいでしょうか・・・
人形を作るということは、完成がゴールではなく
何か特別なものを感じ、迎えてくれた人の暮らしに息づくことが大切で、
そこまで見届けて自分の人形作りが終わるように思えます。
後姿もなんとも愛らしい。
この角度、なかなか展覧会でもお見せ出来ませんよね。
少しおすまししています。
やわらかな巻き毛にふちどられた愛らしい表情、瞳はやや勝気?
生まれてくる人形は、どの子も必ずどこかに芯の強さがある。
そこも人形の不思議。