9/29/2024

久々の市松人形と、読書の秋の到来


 
 
6月にお稽古に行ったきり、そのままになっていた市松の頭。
 来月にお稽古があるので慌てて取り出し、顔を作っていました。
 
 以前作った尺二サイズの顔を作り直しています。
 
まずは胡粉を全部削り落とし、眼のサイズもひとつ小さいものに入れ替え、
頭全体をひとまわり小さくし・・・
 
大幅な整形で、これなら一からやった方が楽だったかも😑
 耳だけ胡粉が付いていますが、これも耳ごといったん外していました。
 
 最初は自由人形を参考に顔を作りましたが、
あんまり良くなくて。
また手を加えたけれど、これでいいかどうかはまだ分からない・・・。
 
 
 
 
 
 元々の顔は、これでした。
初めて作った胡粉のいちまさん。
 
瞳が大き過ぎる気がして、気に入ってなかったのです。
もっと幼い顔にしたいのだけれど
なかなか思うようには行かないのです。 

・・・難しい。
 
 
 
 
 
 
人形作業中は、だいたいAudible を聴いています。
今日はオススメになんと中井英夫のとらんぷ譚が出てきたので
おおっ!!と選択。
 
 全部で5時間ちょっとですが
いつも朝の8時半くらいから夕方まで作業しているので、
余裕で聴き終わります。
 
幻想文学を耳で聴くというのはどうなのか・・・と逡巡もあったけれど
作業中に聴くのであれば、ライトな感じでこれもアリかなと思いました。
(もちろん、紙の本で読むのが一番雰囲気ありますが。)
 
 
 表紙は建石修志氏ですね~。
 
 
 

 
 
 
 そして、こちらがいつぞやの誕生日にもらった全集の中のとらんぷ譚。
 
 
 
 
 
 
 
お茶の時間に中井英夫の話になり、
そうなると自然に「虚無への供物」に流れるわけですが。
 この本は三大奇書(全部持ってる)のひとつと言われています。
 
これが四大奇書となると、竹本健治の「匣の中の失楽」が加わります。
昔図書館で借りて読んだだけで、本は持っていないと思っていたのに
「古本で買ってたじゃないか。」とパートナーに指摘され、
本棚に見に行くと、あったわ・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 この本自体そんなに思い入れは無いのですが、
ちらっとビスクドールに関する文章があったことは印象深くて
頁を捲って探してみる。
 
 ・・・ほらほら!
 
 
 
 
 
 
この本、当時は中井英夫の模倣(オマージュ?)のような感じがしたのだけど。
年を重ねた今、  もう一度読み返してみようかな・・・

 
 

ビスクドールは薄気味悪いと書いてあります^^;
 
 
 
 
 先ほどの中井英夫全集のあとがきが、たまたま竹本健治でした。
「ウロボロスの基礎論」 読んでみたい。
が、図書館に無い!
 




 

 
コロナ罹患中から、森茉莉や久しぶりに
やっぱり私はこのジャンルが好きなんだわ・・・。
 
涼しくなると、紙の本が更に楽しいですね。