12/03/2019

人形と名前




 今春の作品展で、初日一番にお嫁入りが決まったのが35センチのゴーティエ。
その後、その子を希望されていた方がたくさんあり、
会期後は一番にゴーティエを作りますからと言いながら、
なかなか出来なかった・・・(焼き上げても気に入らなかったりして。) 

そうしてやっと焼けたゴーティエです。
ウィッグはカットして、まだ調整が出来る程度の長さに。
帽子は他の子のを、ボディは裸なので布を巻き付けたままですが、
この子の雰囲気だけでもお伝えできたらと思い、デジカメで撮影。

だんだんと日が短くなり、気が付けばもう暗く撮れないことが多くて。
今日はぎりぎり間に合ったかな・・・。






 人気だったこの子、ちょうど迎えて下さった方より昨夜メールをいただきました。

最初ベルと名付けて下さったのですが、
この子を見ていると、どうしても「クロエ」と浮かぶので、改名しました、とのこと。

どうぞどうぞ、持ち主さんと人形双方の納得のゆく名前を、何度でも付けて下さい!
あれ?クロエと聞いて思い出しましたよ。
もう一体、クロエさんと名付けられた子がおりました!
 






こちらがその懐かしのクロエさん。同じ35センチの子でした。

後ろには暗幕が・・・
まだ緑内障だと気付かずに、
眩しさに耐えかねて部屋を暗幕で覆って人形を作ってた時代だわ。





どの子もそれぞれに、いい名前を付けてもらったな・・・
有り難いことです。

逆に作り手というのは、生まれる子は自分の人形ではないので
名前を付けるということをしたことがないのですよね。

自分の子が持てるのは、まだまだ先になりそう。
その時は、どんな名前を付けるかなぁ・・・。