昨日の「ディリリとパリの時間旅行」の続きを。
シンプルなストーリーというのもこのようなアニメーションには
かえって良いのだなぁ・・・と気付きました。
女性蔑視のおどろおどろしいシーンや複雑な要素もありましたから、
シンプルとだけ言い切ることは出来ませんが。
大人が楽しめるアニメです。
キャラクターの美しさには、心から魅せられました。
緩急のある滑らかな動作や、衣装の色彩!
主人公のディリリのドレスも可愛かったな・・・。
リアルな背景は、監督が撮りためた実写なのだそう。
キャラクターとの対比が面白いのです。
目まぐるしく変わる舞台に、
ちょっとしたパリ旅行の気分。
ディリリがサラ・ベルナールのペットのチーターの背に乗り、
室内を散歩するシーンは独特のムードが有り、特に気に入りました。
下は、アールヌーヴォーの寝台でしょうか?
こちらのポスターには、90分の上映中に登場した
ベル・エポック時代の文化人がたくさんいますね。
なかなか楽しいポスターです。
映画鑑賞中、ふとこの子のことが頭を過ぎりました。
数年前に作った混血の女の子。
既に手元にはいませんが、
ディリリのようなドレスでまた作ってみたくなってしまった。
大阪は終わりましたが、まだこれから上映するところもあるようです。
たまにはアニメも良いなと思えた良作品でした。