10/10/2018

嵯峨美大での風景

 


 今朝早々に、昨日の写真をお送りいただきました。

私はといえば、写真を撮られていることにも全く気付かず・・・
心に余裕は、なかなか持てなかった!

最初の30分はビスクドールの歴史背景をご説明するのに
持参した原稿を読みながらスライドを見てもらうのですが、
原稿を読んでいる時が一番緊張していました。







その後は原稿無しで人形の作り方と作品紹介。
後半は司会の岩崎先生とのトーク。







 会場は生徒さんで一杯。








 始まる直前の様子です↓
(家に帰りたい・・・!!)と子供のように思っていました。 
母と娘も来ていたので、さぞかし心配していたことでしょう(恥)。

始まってしばらくして、周りを見渡す余裕が出てきた頃に
こちらの学生さん達が興味持って聞いてくださっている方が多いのに
なんとなく気付いていきました。




 このお話をお受けした後、自分が話したいことではなく
学生さんがどんなことを聞きたいのか、ずっと考えていたんです。
もし私だったら、もの作りにおいての正直な気持ちや表に見えない部分のことかな、と。
本当に、その時その時で思いつくままに話させていただきました。

嬉しいことに、「『本当に良かった』『作家さんの言葉だと思った』と、
とても好反応でした」とのお言葉を先生からもいただき、ちょっと安心しています。

質疑応答でも、たくさんのご質問をいただきましたが、
それを聞いていても、探究心旺盛な学生さんが多いのに驚きます。
講演後も、皆さん人形を見に前に来て下さったり、個別の質問も・・・。
そうそう、男性も多かったです。
これも嬉しいことですよね。





皆さん、私の半分以下の年の方達。
これから人生を拓いて行かれるのです。
私も未だ同じ気持ちでいます。
これから先の風景を作るのは、自分自身でしかありません。

その気持ちを胸に、今日も人形を作るのです。


私にとって、素晴らしい経験となりました。
岩崎先生、木暮愛李さん、学校の皆さま、
そして所蔵される素晴らしいアンティークドールの画像を
ご提供下さった北海道のmiyukiさんに、深くお礼申し上げます。