6/09/2025

ホテル川久


 
 
 
 
 白浜駅から送迎バスで10分ほど走ると、
海辺のひなびた温泉地の景色の中から、突如現れるこの姿・・・
 
体長6メートルのフラナガンの兎がとてもそんな大きさに感じられないほど、 
この建築物はただただ壮大でした。 
 
 どうしてもスマホではホテルの部分しか撮れなくて、
生まれて初めてドローンが欲しいと思った日。
 
それくらい、隈なく細部まで目を凝らして見たかった・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 これは翌朝早朝、向こう岸から撮った全景。
 
朝日で逆光なのが残念・・・。 
(ランニングしていた旅の若者が、「うわっ!あれなんや!?」と言っていた^^;) 
 

 
 
 
 
 到着した日は抜けるような青空!
持参した日傘もささず、時の経過も忘れひたすら川久を仰ぐ。 
 
 
 
 
 
 
 川久といえば、この特徴的な瑠璃瓦の黄土色です。
紫禁城の瑠璃瓦から想像できるように、この瓦は皇帝にのみ許されており、
日本のホテルがこれを使うことなど言語道断!
川久創設者の長女であるマダム掘の20回以上に及ぶオファーにも
中国が首を縦に振ることは無かったそうです。 
 
 最後にマダム堀はこの瓦への想いを漢詩にして送り、
その詩が心を動かしてやっと許されたという逸話を聞きました。
 そして歴史上初めて、47万枚の瑠璃瓦が焼かれ、ここに運ばれたのです。
 
 
ひとつひとつに川久のマークシンボルの藤。
・・・こんなに美しい細工が施してあるんですね。
人の肩幅以上あります。 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 裏庭から出ると、客室バルコニー側が見えます。
 
今回は8階最上階に部屋をとったのですが、
画像に写るアーチ部分がメゾネット二階部分の窓になり、
田辺湾が臨めます。 
  
 
 





川久については記録に残したい画像が多過ぎて、
これから何回かに分けて記すこととします。 







未だ興奮冷めやらず・・・