白浜駅から送迎バスで10分ほど走ると、
海辺のひなびた温泉地の景色の中から、突如現れるこの姿・・・
体長6メートルのフラナガンの兎がとてもそんな大きさに感じられないほど、
この建築物はただただ壮大でした。
どうしてもスマホではホテルの部分しか撮れなくて、
生まれて初めてドローンが欲しいと思った日。
それくらい、隈なく細部まで目を凝らして見たかった・・・。
これは翌朝早朝、向こう岸から撮った全景。
朝日で逆光なのが残念・・・。
(ランニングしていた旅の若者が、「うわっ!あれなんや!?」と言っていた^^;)
到着した日は抜けるような青空!
持参した日傘もささず、時の経過も忘れひたすら川久を仰ぐ。
川久といえば、この特徴的な瑠璃瓦の黄土色です。
紫禁城の瑠璃瓦から想像できるように、この瓦は皇帝にのみ許されており、
日本のホテルがこれを使うことなど言語道断!
川久創設者の長女であるマダム掘の20回以上に及ぶオファーにも
中国が首を縦に振ることは無かったそうです。
最後にマダム堀はこの瓦への想いを漢詩にして送り、
その詩が心を動かしてやっと許されたという逸話を聞きました。
そして歴史上初めて、47万枚の瑠璃瓦が焼かれ、ここに運ばれたのです。
ひとつひとつに川久のマークシンボルの藤。
・・・こんなに美しい細工が施してあるんですね。
人の肩幅以上あります。
裏庭から出ると、客室バルコニー側が見えます。
今回は8階最上階に部屋をとったのですが、
画像に写るアーチ部分がメゾネット二階部分の窓になり、
田辺湾が臨めます。
川久については記録に残したい画像が多過ぎて、
これから何回かに分けて記すこととします。
未だ興奮冷めやらず・・・