昨日はインスタの投稿に番外編として、
この藤田嗣治が所有していたベビーを選びました。
この子はヘッドにマークも無く、
私はアンティークドールについてマニアックな知識は持っていないので
どこか、名もなき工房のものなのかな?とぼんやり思っていました。
その謎が、昨日は解けたのですよ!
まるで、インスタの人形好きさんの英知が結集されたようで!
最初に「スタイナーですね。」と教えて下さったのが、
北海道のmiyukiさん。筋金入りの凄腕コレクターさん!
嵯峨美大の講演の時は、
miyukiさんに所有されるアンティークドールの画像をいろいろお借りして、
大変お世話になりました。
そうかそうか、スタイナーか!確かに顔はスタイナーの顔だもの、と喜んでいると、
今度はアンティークドールの専門家でいらっしゃる方が
「ステネール(スタイナー)のジゴトーですね。」と。
そうなんだ、このタイプのベビーはジゴトーと呼ぶのか!と、またもや大喜び。
おまけに年代まで教えて下さったのです。
この優しい表情は1880年代に作られたものなんですって。
ちなみに、その方もジゴトーをお持ちで、その人形はつんと澄ました表情なので
1870年代なのだそう。
面白過ぎる!興味深過ぎる!!
その方も、またジゴトーを見せて下さり、
それが前から好きだったタイプのステネールの顔で・・・
そうか、この子と同じタイプだったんだ!と大コーフンの一日。
ジゴトー姉妹!
まるで、東京のお姉さんと大阪の妹です(笑)。
よく見ると、歯が覗いています。
吸い込まれそうな青の瞳。
もう少し時間が出来たら、ステネールも作ってみようかな・・・
以前作った時は、思うように出来ずピンと来なくて。
でもこんなお手本も身近にありますしね!