昨日は、大阪大学会館の講堂で催された
「ベーゼンドルファー1920 演奏とお話」に、パートナーと出かけてきました。
これは、重要文化財に指定されている 大阪大学会館(別名イ号館)が
改修工事を終えたことを記念するお披露目行事の一つのようで、
レトロ建築好きとしては、一度は目にしてみたいと思っていたのもあり・・・。
パートナーの大学に行くのは、実は初めて。
ちょうど学園祭の最中とあり、学生で賑やかなキャンパスを通り抜け
イ号館に辿り着きました。
建物と同じ時代に生まれたベーゼンドルファーの音色についての対談も面白ければ、
もちろん、小阪圭太さんの演奏も素晴らしく・・・
(・・・・・・いえ、実は前半は、服用した頭痛薬がやたらと効いてきて、
現実と夢の間を行ったり来たりしていたのですが・恥)
長窓から差し込む秋の昼下がりのやわらかな日差しと
対比する黒いカーテン、
そしてステージのベーゼンドルファーの構図が、なんとも美しかった。
古いものの持つ、時代のついた匂いに包まれた
忘れがたい時間でした・・・。
この講座が、予定よりも長引き、
「帰りは、北浜の丸福珈琲に寄って帰ろう」と計画していたのですが、
わざわざ北浜に寄るのは・・・という時間になっていました。
贅沢よりも、ほんの小さな幸せを愛する私たちは
梅田界隈の喧噪の中でお茶を飲むことが許せず、
いろいろ通りすがりの店を物色しつつも
結局はホームグラウンドに戻ることに。
ふと、そこに昔から珈琲専門店があったことを思い出し、
既に暗くなった中、珈琲とケーキを注文。
やっと一息つけました。
見渡すと、お店の雰囲気はどことなくアールヌーボー。
今日のイ号館はアールデコ様式でしたから、
上手い具合に締めくくれたかもしれません。
パートナーの好みの、やや酸味のある珈琲をすすりつつ
なかなかいい一日だったねぇ、とお互いに笑顔。
ずっと体調不良でしたが、
思い切って出かけたことで、
秋らしからぬ陽気も手伝ってか、身体のこりもほぐれ、
すっかり復調いたしました!
もう、大丈夫です。