今年も船場のお雛祭りへ出かけて参りました。
縮緬細工の亘正幸氏が担当されている六ヶ所のうちのひとつ、
菊寿堂のウィンドウです。
江戸時代天保年間に創業された、和菓子の名舗!
大蛤のお雛さまが中央に。
そういえば、アトリエで見せていただいたことがありました。
バックの扇面の、ぽってりとした形も愛らしく・・・
犬筥の押絵です。
張子の犬同様、好きなんですよね・・・。
ヴィクトリア時代に流行した、英国スタッフォードシャードッグにも
共通のものを感じます。
なんというか、ちょっと奇妙な雰囲気が心の琴線に触れてしまうのだなぁ。
菊寿堂のすぐそばにあるのが
展覧会でお世話になっている伏見ビル。
一階のギャラリーもずさんは、ビルオーナーさんが経営されています。
ちょうどお二人ともいらっしゃったので、
久しぶりにお話させていただきました。
こちらでの展示は、主に亘正幸氏とそのお師匠さまの布士富美子さんの作品。
会話の中で ふと母が
我が家に布士さんのお雛さんの掛け軸があるというのを思い出し
(しかも、亘氏よりいただいた!)
オーナーさん達が大変驚かれて・・・
布士さんの生前、お宅によく通われていらしたけれど、
そのような軸は見たことがなかったんだそう。
我が家にそのような大切なものがあってもいいのか!?と
恐れ多くなりました・・・。
とりあえず、明日はすぐに掛け軸を出して
開かずの間である和室を掃除しようと心に決め、そそくさと帰路へ。
我が家はパートナー以外は、シャーロットを含め皆女性陣。
ひな祭り、せなあかん!