秋はワインの美味しい季節ですが、
気温が更に低くなってくると、日本酒が恋しくなります。
茅葺の宿に持参しようと、ぐい呑みを選んでいました。
丈夫そうな片口もついでに。
母などは「薄いものがいい」と、繊細なものを好むけれど、
私は割れないかと気をもみたくなくて、どちらかというとしっかりとした器が好き。
このぐい呑みもやはり丈夫、しかも遊び心があり
人が集まる時などそれぞれに選ぶのも楽しく、気に入っています。
場が和むアイテム!といったところ。
普段もちょっとしたおかずを乗せて、気軽に使えばいいのだけれども、
夕方はバタバタと準備していて、なかなか心に余裕が持てず。
オンもオフも、専ら日本酒専門で。
バタバタとか忙しいとかばかり言っていないで、
もっとおおらかに生きなければいけないなぁ・・・
昼間のツケが夕方に押し寄せてくるのか?

このぐい呑みは久谷焼きで、
歌舞伎役者さんが御目出度い形のものをピックアップして
御贔屓さんに配ったりもなさるのだと、お店で聞いたことがあります。
和を感じる様々なものが、上手い具合に小さな酒器に姿を変え、
ものによっては口のあたりがデコボコもするけれど、
私はあまり気になりません。
だって、可愛いのだもの!
いつも京都で少しずつ買っていましたが、
本場金沢で見つけた時は、買わずに帰ってしまった。
惜しいことを・・・。