母の誕生日にお願いしていた飯椀と湯呑。
先に飯椀を届けて下さっていたのですが、数日前に湯呑も到着。
銀座での個展前でお忙しい中、丁寧に包まれた湯呑茶碗は
想像よりもどっしり、そしてつやつやと美しくて、
やっぱりお願いしてよかった・・・。
日々使うものだからこそ、ちょっと良いものを。
欠けやひびが生じても、直して大切にしたいと思います。
先に届いたご飯茶碗は、なかなか食卓にのぼりませんでした。
「これで食べる最初のお米は、絶対に新米でなくては!!」という
母の強い希望があって・・・
まあその気持ち、分からなくはない。
このお茶碗を作られたのは、橋本薫さんとおっしゃる加賀の陶芸家の方です。
2月の山中温泉の旅で、動橋にあるお茶屋さんにて出会った器に一目ぼれし、
お願いして焼いていただきました。
きっと使うたび、旅からの一連の経緯が思い出され、
このお茶碗もそんなエピソードをまといつつ、味がついて行くのでしょう。
そういえば、木曜日に届いたというのに、
まだこのお湯呑でお茶を飲む母の姿を見ていない・・・?
まさか今度も「新茶の季節まで・・・」などと言いだすのではないかしらん?!