先日、こんなに美しい羽織裏をいただきました。
「いらんかったら、捨てて!」なんて、とんでもない!!
これをどんなものに活かせるだろう・・・と眺めて嬉しい時間。
羽織裏といえば、脱いで初めてちらりと現れる粋なもの。
まるで、「家なき子」 に登場するルーベンスの絵!?
見られる機会が少ないからこそ、意匠を凝らしたのでしょうね。
外見にブランドものをちらつかせるよりも
日本人らしい奥ゆかしさが感じられて、究極のお洒落。
無地の絹地を額縁に縫い合わせて、裏地をつけ
そのまま鏡台にかけたら良さそうなのですが、
いかんせん、私は鏡台を使っていない。
けれど卓上の置き鏡がある!
まずはそれにかける小さなものを作ってみよう。
こんな羽織裏もいただきました。
こちらも生活の道具たちが染められていて
ほっとするような優しい柄行。
引き出しに持っているだけでも嬉しい。
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今日は着物の袖をずっと縫っていました。
それだけでも、結構な時間がかかるものです。
明日は身ごろに入ります。