市松さんの本体が出来上がりました。
裸ではなんなので、手持ちの着物を羽織らせて
どんな感じか見てみました。
この子は花嫁人形になるので、いつもの市松さんより顔は白く
頬も口元も、ほんのりと染める程度に色付けしています。
着物も打掛風に着せてみました。
仕上がりには、実際にお式で身につけられた打掛を着るのです。
そして私はただいま、打掛の下に着る掛下を縫っているところ。
市松さんの横顔は、無垢な表れのように感じられて
眺めていると、しばし時を忘れます。
心が平穏さを取り戻す優しげな表情。
ちょっと胸を張ったようなポーズも愛らしいですね。
この先の仕上がりが楽しみ。
しばらく着物を縫う毎日が続きます。
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今日はこちらでも雪が舞いました!
なかなか春はすんなりとはやって来そうにはありませんが、
だからこそ、楽しみなのです。