2/10/2015

寒さの中に潜むもの






 染め花が、ようやくほどよく乾きました。
気に入るまで、何度も色を調節して。

色というのは、なかなか難しいのだけれども、
そういったさじ加減がまた、
もの作りの醍醐味でもあって、楽しいのです。










昔々、母がこのような花を作っていたころがありました。
有難いことに、当時の材料がまだ残っていて
今でも活かすことが出来ます。


私自身も、中学生の頃には母に教えてもらって
セーターやカーディガンをせっせと編んでいましたっけ。

洋裁も好きでした。
初めて百貨店の売り場でミシンを買ってもらった時のことも、
よく覚えています。

その頃はジュニーという、ティーンエイジャー向きの洋裁の月刊誌があり、
欠かさず購入していたのですが
そこからいろんなものを縫っていました。

今思い返せば、よくあんなものを着たものだ!と呆れますが、
着る楽しみにも勝るのが、作る楽しみだったのですね。

そして、その気持ちは今も変わりません。


 この冬は、編み物はほとんど休止状態でしたが、
情熱の炎だけは、いつもチロチロと燃えているのです。

・・・セールの毛糸、買っとこうかな。













珍しく娘が風邪をひき、仕事を休んで寝ています。
インフルエンザではないのですが、まだまだ風邪にも注意が必要ですね。

立春とは名ばかりか・・・今日も冷え込んでいますが
どこか真冬のそれとは違う気がします。

そういえば数日前、仕事帰りの娘の言葉にもありましたよ。

「夜の空気の中に、春の夜の匂いがした!」