先日、ネットで藤田嗣治のこの絵に遭遇した時、
「もしかして・・・」と思いました。
中央の女の子の抱いた赤ん坊の人形に注目です。
ふとしたご縁から我が家にやってきた
藤田嗣治のものだったこの人形に、大変似ているのです。
この子をモデルに描いたのではないかしら?
この人形は、藤田夫人である君代さんが亡くなった後、
ご遺族によって手放されたものなのです。
ですので、この子がモデルだという可能性は高い。
いつか、フジタの他の絵にも この子を見つける時があるかもしれませんね。
なかなか 夢のある話です。
ちなみにこの木製の黒いゆりかごも、フジタ所有だったもの。
人形は、それぞれにドラマがあります。
それが神秘的で、さらなる魅力を与えるのでしょうね。