中之島の東洋陶磁美術館に、宮川香山展を見に行ってきました。
10日ほど前にも出かけたのですが、本日は母と。
・・・作品はもう、凄いの一言。
展示室を出た場所に撮影可のスペースがあり、
画像はその作品たちです。
とにかく、どれも様々な技巧を組み合わせて焼き上げられたものばかりで、
凝りに凝っています。
好き嫌いがはっきりと分かれるでしょうが、私は嫌いではなかった。
むしろ、とても興味深く、大いに刺激を受けました。
ユーモアの片鱗もあちこちに散らばっていましたし。
作者の創作への欲望の迸りが展示室を進むごとに炸裂し、
物凄いパワーを見せつけられるので、あまり体調の良くない時にはしんどいかもしれません。
そして、最後には全く逆のシンプルな作品になっていくのですね・・・
そのギャップも凄かった。
鷲が持ち去ろうとしているのを、鬼が一生懸命押さえているのだそう。 |
私が一番好きだったのは、最初の展示室に入ってすぐにあった
鶉の花瓶。
実際に目にすると、色彩はかなり抑えられていますが
ほんわりと温かみの感じられる素晴らしいものでした。
これを見るために、二度目も厭わなかったのです。
宮川香山のコレクションの持ち主の名前が、全て田邊哲人とあり、
帰宅してから気になって調べてみたのですが、
スポーツチャンバラの創設者の方なんだそう。
スポーツチャンバラ・・・?
実は、会場で途中から偏頭痛が登場。
それからは、かなり見るのが辛かった・・・
まあ、本当に濃い展覧会なのです。
体調は万全で臨まれることを、おススメいたします。