なかなか時間がとれない中、やっとバルテュス展へ出かけてきました。
私の中で、特別な画家のひとり。
だから、行かないわけがない!
場所は京都市美術館。
家を出る時は開いていた傘も、到着する頃には閉じて。
バルテュスの絵に出会ったのは、高校生の頃。
あれからずっと、絵の中の奇妙な雰囲気に惹かれ続けて
この年になっても、やはり好きという気持ちは変わらない。
けれど、展覧会をぐるっと見た印象は
なんとなく展示が散漫な気がして、期間内にもう一度来たいとは思えなかった。
図録もめくってみたけれど、絵葉書だけでいいか・・・と購入はせず。
もっと見たい作品が他にいっぱいあるのですが、
集めるのはきっと、ものすごく大変なことなんだろうなぁ・・・
スイスのアトリエの再現などはかえって安っぽいように思えて
無くてもいいように感じてしまった。
もっともっと、作品が魅力的に映える展示の仕方があったのではないかと
なんだか残念に思う。
贅沢なことばかり言ってしまいましたが!
・・・でもやっぱり私は、 バルテュスの独特の世界が心から好きなのだわ。
いつかどこかでまた、まとまって作品を見る機会に恵まれることを祈って。
ユリイカのバルテュス特集には、私たちの作品集の装丁をして下さった
松野敬文さんも作品解説を寄せていらっしゃいます。
思えばこのことも、すごいご縁ですね^^
さて、美術館を出たあとは河原町三条へ。
最近お気に入りの蕎麦屋さん田毎で
これまたお気に入りの衣笠そばを。
母のお使いで、鳩居堂で便箋と封筒を買い、
六曜社1階でミルクコーヒー。
思えばパートナーとゆっくり出かけたのは
愛犬の病気が分かる前だった、昨年の12月はじめ。
本当にいろんなことがあったねぇ・・・としみじみ。
何故かパートナーが昨日の夜中より足が痛いということで、
2時には京都を出て、3時に帰宅。
吹く風も、もう夏のそれではありません。
金沢の旅の続きは、また後日!