4/11/2013

おじいちゃん孝行



手のひらを返されたかのような、雨交じりの寒い日。
この春先の突然の寒さは、身体の芯から冷えるようで
昨日までは冷風を出していたカーエアコンも
今日は暖房に逆戻り。


先日、大学生の娘がおじいちゃんにランチをご馳走をするんだと、
アルバイトで得たお金で、焼肉屋さんへ。

メニューをざっとみて、「このあたりで選んで!」と
お店のランチメニューではお高い、¥1100と¥1850の定食を指さして。

父はモゾモゾと申し訳なさげ。
朝5時起きで早朝の3時間、週に2度バイトをしている娘。
その、1時間分以上の時給を使わせることが、可哀そうらしいのです。

「自分のことなら、いつも安く済ませるけれど、こういう時はパッとご馳走したい!」という
娘の願いを聞き入れ、じゃあそれなら・・・と皆、\1100に決めても
「おじいちゃんが、\300は出そうか?」とか、
時給からはみ出した分を今度は払おうとしたり。

まあまあそう言わず、ご馳走になっておきなさいよ!
孫がおじいちゃん孝行したいと言ってるんやから!と、
ついでにおごってもらっている私。

そうは言いつつ、娘も成長したなぁ、と同じように嬉しく思うのです。
 






うちの娘というのが、また何事も人様より遅い子で。

大学に入ってから、理由もなくイライラすることがあり、
本人もとても悩んでいる様子で、病院にまで行くと言っていた時がありました。
それが、どうやらかなり遅れてやってきた反抗期であると気付いた時は、
流石に家族皆で驚き、笑ったのですが!
そういえば10代の頃、反抗期、無かった。


 そんな娘が、先日のお茶の時間に突然、
「私も、月々何か雑誌を買ってみようと思う。」と宣言。

いや、年ごろなんだし、なんでも好きなの購読したら?
いちいち宣言しなくてもいいねんで・・・? と答えたのですが、
数日後、彼女がテーブルの上で広げて読んでいたのが、
料理や掃除中心の、主婦向けの雑誌。

かなちゃん、これ、若い子向けではないよねぇ?と聞くと、
うん、私もそう思った・・・でも、まあ面白いで! との返事。

ファッション誌を買おうと思ったのだけど、どれもけばけばしくて
あまり好みでは無かったのだそう。

では、いっそ「暮らしの手帖」ぐらいの雑誌にしたら?と提案すると
非常に乗り気でしたから、これから私も毎号、お零れに与って読めるかもしれません。

まあ、そんな娘なのです(笑)。



 明るい陽射しの裏庭には、地域猫が気まぐれに遊びに来ます。
時々、パンをちぎって投げてみますが、匂いを嗅いで見向きもせず。
どこかで、すごいご馳走もらってるんだろうなぁ・・・。

 明日は暖かくなればいいねぇ、猫ちゃん。