ダンボールで出来た車輪に乗るうさぎたち。
岐阜在住の、 奥村晃史さんという画家の作品です。
ある時、偶然にネットで見つけた氏の作品が
心の中をぴょんぴょんと跳ね回り、
この不思議な世界に迷い込んでしまいました。
その後何年か経ち、岐阜や東京での個展も、手帳にまで書き込みながら
都合がつかずに行けなかった。
けれど気になって、時々こうやって画集を開きます。
私はどうして、この人の描く絵の中の動物に
こんなにも魅了されるのか・・・???
可愛いとか、そういう理由ではないのです。
サーカスのように、器用に林檎に乗って見せながら、
シニカルな瞳を投げかける子山羊。
人間が動物を見ているというよりも、
動物から人間を眺めているような視線。
奥村氏は、動物を描くことで、そこに存在する人間を描かれているのだそう。
まずはパッと見て面白くて、
そのうちに、何やらそれだけではないぞ?と
奥村ワールドに惹き込まれていく・・・
今年こそは、この絵の中の動物たちに、会いに行ってみたい。
そう思いながら、画集を眺めていた今日。
*
このところ、体力を消耗する作業が続いていたので、
今日は久しぶりにゆっくり過ごしています。
図書館で借りてきた、洋裁の本をめくったり、
昨日の続きでベランダの計画を練ったり・・・
たまにはこんな贅沢な日もいいものです。