2/03/2013

腕時計


訳あって、10年ぶりくらいに腕時計を取り出してきました。
どこにあるのか分からず、少し探したくらい、久しぶりに。


日々の暮らしの中で、腕時計というのはなかなか便利なものですが、
私は若い頃から全く使わないのです。

携帯電話の出現で、ますます腕時計とは疎遠になりました。
金属アレルギーだというのも理由のひとつではありますが、
まあ、習慣として身に付かないのです。

そんな自分でも、ひと頃は急に腕時計が欲しくなった時期があり、
その当時にさんざんあれこれと見て悩み、
一番欲しいと思ったのがこの時計。
なので、私が持っているのはこれただ一つ。

文字盤のピンクも、シルバーでなくゴールドのフレームも気に入り、
革のバンドはボルドーに換えてもらった
それなりに思い入れもある時計のはずなのに、
実際に身に付けたのは数えるほど。
汗をかく夏場は、アレルギーで使えないとしても、
それ以外に使った回数を考えると、まことに もったいない買い物でした。




 今月末に誕生日の娘に「プレゼントは何が欲しい?」と聞くと、
「時計!」との答え。

そういえば、娘もずっと時計をしない子でした。
ピアノをしていると、うっとおしいからだと思っていましたが、
アルバイトもはじめ、腕時計も必要なよう。

それで、もしも私の時計が日の目を見れば!と、
がさごそ探してきたという訳で・・・。
生憎、娘はもっと文字盤の小さな時計が欲しいのだそう。
確かに、あの子の雰囲気では無いよなぁ、と予想はしていたけれど。

 ネットであれこれ探して提案してみても、
「う~ん、ママの選ぶのは懲りすぎてんねん。もっと、ベルトがきちっと留まって、
文字盤が動かなくて邪魔にならないのがいい。」
とのこと。

・・・そうやな、あんたにはもっとシンプルで、ちょっとレトロで
丸い文字盤の森ガール系がいいよな。


私の時計はまた、お蔵入りとなりそうだったのですが、
数日テーブルの上で眺めていると、あら不思議、
ちょっとまた身に付けたくなってきたのです。

そうだ、これを機会に、使おうかな。

その前にまずは、電池交換してくれるお店を探さなければ。