5/07/2015

英国の薫り




パートナーによると、
ジュリアン・ブリームの音楽が
今時分の季節にぴったりだということで、
今日はそれをかけながら。

ジュリアン・ブリーム、英国のギタリストです。

ルピナスが美しく育ったそばを歩くDVDのジャケットは
ひと目見ただけでビビッと気に入りました。
 
英国繋がりというわけでは無いのだけれど
たまたま机の上に置いていた、リバティの麻生地の上に置いてパチリ。

おぉ、いい感じ!






DVDの冒頭では、クラシックオープンカーでカントリーサイドを走る
ジュリアン・ブリームが映し出されます。
 
 素晴らしいギターやリュートの音色の合間に、
熱心にガーデンニングをしている様子や、かごをぶらさげて買い物にいく姿まで・・・
 
こういう暮しから生まれた音楽なのだ!
 


ギターの音色は、パートナーの文章を読んでいただく方が早いので
ブログより(勝手に)借りてきました。






 ここ数日、とにかく暑い。私は暑がりなので、なおのこと。
 そこで、そうした暑さを払うべく、
ジュリアン・ブリームが奏でるギターのCDを取り出してきて、
プレイヤーにセットする。
音楽が流れだすと、何とも不思議なことに暑さが和らぐではないか。

 そのギター音楽だが、冬の間は全く聴いてみたいとは思わない。
なので、件のCDボックスもお蔵入りしていた。
しかし、こんな季節になると、その存在が俄に思い出される。
逆に秋冬に耳を楽しませてくれた種々の室内楽のCDがお蔵入りに……。

 ブリームは英国人のゆえだろうか、
セゴビアやイエペスなどのスペインのギタリストに比べて
表現にかなり奥ゆかしいところがある。
だが、だからこそ、今の季節にぴったりなのだ。
これが夏にもなると、ブリームでは物足りなくなり、スペイン人の登場となる。

 ともあれ、涼しくなるまでのおよそ半年近く、
ギター音楽が私に涼をもたらしてくれよう
(ついでに言えば、ジョン・ケージの音楽もなかなかに涼しくてよい)。






CDも三枚。

ざっと聴いてみて一番気に入ったのは、グリーンのジャケット
「The Golden Age of ENGLISH LUTE MUSIC」

まさに、エリザベス1世の時代の薫りがしました。
(ジャケットには、女王の背後に英国に敗れたスペインの無敵艦隊も・・・ )







なんとも心落ち着く調べ・・・
 
しばらく、このCDを楽しもう。







ところでリバティの麻生地は、昨年と同じくキャミソールを縫います。
 
昨年はこれのおかげで、夏をいつもより快適に送れたのでした。









なんせ私の住む町は、たびたび日本一の暑さという
光栄でないことで一番になりますから。

少しでも涼しく過ごす工夫が必要なのです。