5/24/2015

青春の詩






 つい最近、サミュエル・ウルマンの青春の詩を知り、
詩集を買いました。

当たり前の毎日が、俄かに輝いてくるような
清潔で力強く、希望に満ちた詩です。













 青春




 青春とは人生のある期間ではなく、
心の持ちかたを言う。

薔薇の面差し、紅の唇、しなやかな手足ではなく、
たくましい意志、ゆたかな想像力、炎える情熱をさす。

青春とは人生の深い泉の清新さをいう。


青春とは臆病さを退ける勇気、
安きにつく気持を振り捨てる冒険心を意味する。

ときには20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。

年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うとき初めて老いる。

歳月は皮膚にしわを増すが、熱情は失えば心はしぼむ。

苦悩・恐怖・失望により気力は地に這い精神は芥にある。


60歳であろうと16歳であろうと人の胸には、
驚異に惹かれる心、おさな児のような未知への探求心、
人生への興味の歓喜がある。

君にも吾にも見えざる駅逓が心にある。

人から神から美・希望・よろこび・勇気・力の
霊感をうける限り君は若い。


霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ、
悲嘆の氷にとざされるとき、
20歳であろうと人は老いる。

頭を高く上げ希望の波をとらえる限り、
80歳であろうと人は青春にして已む。

                 

 サミュエル・ウルマン
作山宗久 訳











 こう在りたいものです。