薔薇を見に来て下さい、と誰かをお誘いするのは ホントに難しい!
1週間前に最初の見頃を過ぎた上、台風までやってきて・・・・・・
それでもなんとか、かろうじて枝にしがみついた薔薇もあり
5月の爽やかな風の吹く中、
客人はにこやかに現れました。
今日のお客さんは、娘のボーイフレンド。
薔薇のクロスと薔薇のグラス。
ブルーの手描きのこのお皿は、長年の友人がプレゼントしてくれたもの。
ボーイフレンドのMさんは、こうやって準備していても
何故かこちらも気張らずにいられる人。
お客さんというと、どうしても力が入るのですが、彼は別です。
1年半前に亡くなった 私の父は、病気になってからも
「かなちゃんにはちゃんと男性のいる職場に就職するように。
そうでないと、ひとりぼっちになってしまう!」と、
心底心配していました。
一人っ子で、いとこもいない孫娘を想う心。
けれど今の娘は、こう言うでしょう。
「 おじいちゃんの心配は、杞憂に終わったな!」
Mさんはというと、私たちほどリラックスしていなかったかもしれません!
けれども気ままに転がっていく会話に、
彼らしい笑顔と誠実さで応えてくれました。
嘘や大袈裟が全く感じられない、爽やかな若者なのです。
お昼とお茶とケーキの後は、若い二人は公園へ。
パートナーは仕事に戻り、私と母は祖母を訪問してきました。
このところ、食が細ってすっかり痩せてしまったのです。
あっという間のことで、驚きました。
やはり、99歳という年齢を超えるのは、大変なことなのだと実感。
けれどベッドの中の祖母は、機嫌も良く笑顔なことに慰められます。