5/14/2015

若い客人


 




 薔薇を見に来て下さい、と誰かをお誘いするのは ホントに難しい!
1週間前に最初の見頃を過ぎた上、台風までやってきて・・・・・・

それでもなんとか、かろうじて枝にしがみついた薔薇もあり
5月の爽やかな風の吹く中、
 客人はにこやかに現れました。


 今日のお客さんは、娘のボーイフレンド。












 薔薇のクロスと薔薇のグラス。

 ブルーの手描きのこのお皿は、長年の友人がプレゼントしてくれたもの。

 ボーイフレンドのMさんは、こうやって準備していても
何故かこちらも気張らずにいられる人。

お客さんというと、どうしても力が入るのですが、彼は別です。















1年半前に亡くなった 私の父は、病気になってからも
「かなちゃんにはちゃんと男性のいる職場に就職するように。
そうでないと、ひとりぼっちになってしまう!」と、
心底心配していました。

一人っ子で、いとこもいない孫娘を想う心。

けれど今の娘は、こう言うでしょう。

「 おじいちゃんの心配は、杞憂に終わったな!」









 





Mさんはというと、私たちほどリラックスしていなかったかもしれません!

けれども気ままに転がっていく会話に、
彼らしい笑顔と誠実さで応えてくれました。

嘘や大袈裟が全く感じられない、爽やかな若者なのです。















お昼とお茶とケーキの後は、若い二人は公園へ。

パートナーは仕事に戻り、私と母は祖母を訪問してきました。

このところ、食が細ってすっかり痩せてしまったのです。
あっという間のことで、驚きました。
やはり、99歳という年齢を超えるのは、大変なことなのだと実感。

けれどベッドの中の祖母は、機嫌も良く笑顔なことに慰められます。