キャビネットの中に、松の内にふさわしい子を見つけました。
梅の青い着物の男の子。
松の柄のちゃんちゃんこも着用。
もう10年くらい前になりますが、
古布やさんで、この縮緬の大胆な色柄に惹かれ、
幸運なことにぎりぎり要尺もあり、嬉しく買って帰りました。
市松人形といっても、人間の着物の半身分が必要。
良い部分の柄をとるためと、古くなって傷んだ部分を避けるためです。
どちらかというと、まるで女の子のように
おとなしやかな男の子の出来上がり。
重ねからのぞく袖も、お多福や張子の犬など、市松模様に楽しい柄。
ここのところ、めっきり着物を縫うことが無くなりましたが
とっておきの古布縮緬を持っているので、
いつか、ゆったりと人形作りが出来る身分になったら・・・
でもそんな時、本当に来るのでしょうか!?
この子は足袋を履かせず、敢えて裸足です。
それも幼くて可愛らしい。
今日も大忙しの1日。
病院に行って、銀行に行って、最後の窯作業をして・・・
夕方は慣れない仕事をあれこれ。
明日朝には、窯の中に新しい人形が焼き上がっています!